人間関係

Q. 更年期に入ってから夫へのイライラが止まりません。どうすればいいでしょうか?

【公認心理師が解説】心身の状態が不安定になりやすい更年期には、イライラした気持ちをつい身近な人、特にパートナーに向けてしまい、自己嫌悪に陥ってしまう方が少なくありません。更年期のようにストレスが溜まりやすい時期であっても、イライラした気持ちをパートナーに向けず、円満な夫婦関係を維持していくコツをご紹介します。

大美賀 直子

執筆者:大美賀 直子

公認心理師・産業カウンセラー /ストレス ガイド

Q. 更年期に入ってから夫へのイライラが止まりません。どうすればいいでしょうか?

更年期で夫にイライラ…怒りをぶつけない3つの思考法

更年期のメンタル不調で夫にもイライラ……夫婦関係を壊さないためにできることは?


更年期はホルモンが大きく変化する時期であるため、心情が不安定になり、イライラしやすくなることもあります。そうしたなか、いちばん身近にいるパートナーにイライラをぶつけず、夫婦関係を良好に保っていくコツはあるのでしょうか?

Q. 「更年期に入ってから気持ちに余裕がなくなり、パートナーに対してもイライラが止まりません。もっと穏やかに気持ちよく過ごしたいのです。どうすればいいでしょうか?」
 

A. ストレスをケアした後、3つのポイントでパートナーとの付き合い方を見直していきましょう

パートナーに対してイライラすることが増えたと感じたら、自分のコンディションを振り返ってみましょう。身近な人に対していつもよりイライラしてしまうのは、ストレスの蓄積を知らせるサインです。まずはゆっくり休み、適度に気分転換をして、ストレスケアを行っていきましょう。

また、ストレスケアを行って疲れが取れたら、パートナーに対する見方や考え方がイライラを増やす原因になっていないか、という点についても振り返ってみましょう。パートナーに対してイライラせず、穏やかな気持ちを維持していくには、次の3つのポイントを押さえておく必要があります。
 
  1. 自分とパートナーの「あたりまえ」は異なることを理解しておきましょう
  2. 「してくれないこと」ではなく、「できるようになったこと」を数えていきましょう
  3. 「してほしいこと」と「してほしくないこと」を具体的な言葉で伝えていきましょう

更年期のようにストレスがたまって心身の状態が不安定になるときには、いちばん身近にいるパートナーの不愉快な行動が目につきやすくなってしまうものです。長い人生、夫婦関係を円満に保っていくためにも、上記の3つのポイントをもとにして、大切なパートナと上手に付き合っていきませんか?

さらに詳しく知りたい方は、「更年期で夫にイライラ…怒りをぶつけない3つの思考法」をあわせてご覧ください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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