節約

長持ちしない原因にも……フライパンを洗うときに「絶対やってはいけない」ことを種類別に解説!

鉄製のフライパンや表面加工されているフライパンには、それぞれに適した洗い方があります。フライパンを長持ちさせ、おいしい料理を作り続けるために、フライパンの正しい洗い方と交換時期を知っておきましょう。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約ガイド

日々の調理で使うことが多いフライパン。調理は煮炊きするよりも焼くほうが難しく、フライパンの状態に大きく依存するところもあります。

今回は一般的な家庭で使われることが多い2種類のフライパンについて、洗い方と取り替えるタイミングをご紹介します。
鉄製のフライパン

鉄製のフライパンと表面加工されているフライパンで洗い方は違う

 

鉄製のフライパンの洗い方

鉄製のフライパンで注意したいのはサビ。サビが出ないようにメンテナンスをする必要があります。鉄製のフライパンを洗う場合は洗剤を使わず、水とたわしで汚れを落とすように洗うのがベスト。洗剤を使うと、サビを防止する役割があるフライパンになじんでいる油を落としてしまうからです。

洗い終わったらそのままにせず、ふきんやキッチンペーパーで表面の水気を拭き取り、その後に中火で3~4分加熱し、完全に水分を飛ばすようにします。

フライパンの温度が下がったら、キッチンペーパーにサラダ油などの油を染み込ませてフライパンの内側にまんべんなく油を塗り、油の被膜を作ります。鉄製のフライパンは油の被膜があることでサビつかず、焦げにくくなるので、必ず最後に油を塗るようにしましょう。
 

表面加工されているフライパンの洗い方

フッ素加工(テフロン加工)、マーブルコート加工、セラミック加工、ダイヤモンドコート加工など表面が加工されているフライパンの洗い方は、鉄製のフライパンの洗い方とは違います。

使い終わった熱々のフライパンに水をかけるのはNGです。急な温度差は表面だけでなく内部の加工まで傷む原因となります。
表面加工されているフライパン

表面加工されているフライパンにはたわしは使わない

また、表面加工されているフライパンをたわしで洗うのはNGです。たわしでゴシゴシ洗うと表面の加工が傷つき、剥がれてしまい、焦げつきやすくなってしまうからです。柔らかいスポンジに食器洗い用洗剤をつけて優しく洗うようにします。洗い終わったらふきんやキッチンペーパーで水気を拭き取ってください。
 

忘れずにフライパンの外側も洗う

フライパンを洗うとき、どうしても内側の使った部分に気を取られがちですが、鉄製のフライパンも表面加工されているフライパンも、それぞれの洗い方で外側、底面も洗う必要があります。

汚れがついたまま再び加熱すると、汚れ部分がコゲとなります。それを繰り返すとコゲが層になって加熱ムラが出てしまいます。
 

フライパンの交換時期はいつ?

鉄製のフライパンは、毎回の調理後にきちんとメンテナンスをしていれば長く使うことができます。焦げやすくなってきたなと感じたら、油をなじませる作業を数回繰り返してみましょう。
フライパン

薄焼き卵が剥がれなくなってきたら交換時

表面加工されているフライパンの場合は、焦げつきやすくなってきたら交換時です。薄焼き卵を作ってみて卵がきれいに剥がれなくなってきたら交換すると良いでしょう。

また持ち手部分にぐらつきを感じた場合、ネジで閉める部分がないような作りであれば、危険なので早めに交換するようにしましょう。
 
今回ご紹介したように、メンテナンス次第でフライパンを長持ちさせることもできます。料理のできにも影響してきますので、ぜひ正しいメンテナンスをして長く使ってくださいね。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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