2023年10月、虎ノ門ヒルズが遂に完成
長きにわたり再開発の工事が行われてきた虎ノ門ヒルズエリア。その総仕上げともいえる「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が2023年10月6日(金)に開業し、ついに虎ノ門ヒルズが完成しました。 ステーションタワーは、その名の通り日比谷線の新駅・虎ノ門ヒルズ駅(2020年6月開業)に直結。地下鉄の駅には珍しい、地下の駅前広場・ステーションアトリウムが駅とビルとをつないでいます。2014年の「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の開業からスタートして、「ビジネスタワー」「レジデンシャルタワー」と段階的なオープンを続けてきた虎ノ門ヒルズ。今回のステーションタワーの完成で4棟をつなぐ地上デッキと地下通路も整備され、一つの大きな街が誕生したのです。
地上49階の中身は?
さてステーションタワーには何があるのでしょうか。 地下4階から地上49階のタワーで、低層階には商業施設と東京初の「アンバウンド コレクション by Hyatt」ブランドとなる「ホテル虎ノ門ヒルズ(12月6日開業予定)」が。中層階32フロアにはオフィスが入り、高層階には情報発信拠点「TOKYO NODE」が開業。これから2024年4月まで、段階的にオープンしていきます。駅直結! 新業態だらけのグルメスポット
まず注目なのは地下2階、朝8時から23時まで営業している全27店舗の「T-MARKET」(今回は14店舗がオープン)。約3000平方メートルという広大なスペースにクラフトビールの醸造所を併設したブルワリーレストランや、酒屋直営の角打ちとおでんの店、ハード系のパンがお得意な東日本橋のベーカリーの姉妹店、無人島で育てた牡蠣を出すスタンドバーなど、好奇心をそそる新業態の店が並びます。 フロアの中央には朝から夕方まで自由に使える140席のパブリックスペースがありますが、夜は予約制となり、各店舗のメニューを好きなようにオーダーできるレストランに変身。面白い試みです。 7階にはカフェや理容室、ストレッチサロン、クリーニングの店が並んでいて、どちらかというとオフィスの人たちの利用が多そうですが、「MANI PEDI the SALON」などは、わざわざ足を運びたくなるネイルサロン。ジェルのメニューはもちろん、男性でも気軽に手のケアをできるファイルケアコース(ハンド、税込3500円)などが充実していて、あっという間に指先がキラキラに。やりたいこといっぱいの虎ノ門ヒルズ滞在中にササッと本格的にネイルケアができてしまいます。新しいものを世界へ発信! 「TOKYO NODO」
そして面白い存在なのが最上部の「TOKYO NODO」。NODEとは結節点という意味で、ビジネス、アート、エンターテイメント、テクノロジー、ファッションなど領域やジャンルを超え、東京から世界に向けて“新しいモノ”を発信していく場なのだそう。46階にワンフロアまるごとのメインホール、45階には3つのギャラリーとレストラン、そして最上階の49階にはミシュランの星も獲得しているシェフによる店舗など2つのレストランと、最高の眺めを堪能できるインフィニティプールがあります(このフロアにはレストランを利用、もしくは対象イベントに参加する人のみ入場可能)。 3つのギャラリーでは個別にイベントも開催されますが、3つを連結させての使用も可能。開館記念の「"Syn : 身体感覚の新たな地平" by Rhizomatiks × ELEVENPLAY」は、目の前でパフォーマンスする24人のダンサーに導かれ、観客がギャラリーの奥へ奥へと誘い込まれる没入型イベントで、ギャラリーの1500平方メートルという広さを効果的に使っていました。
今回の開業は第1弾。11月24日(金)にはT-MARKETに13店舗が加わり、12月6日(水)にはホテル虎ノ門ヒルズが開業。来年2024年もビルの中のオープンが続きまだまだ話題はつきません。今後も随時その動きをお伝えしていきます!
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虎ノ門ヒルズ ステーションタワー