節約

洗濯乾燥機に洗濯ネットはOK? 意外とやりがちな「洗濯ネットの間違った使い方」

衣類を洗濯するときに使う「洗濯ネット」。何気なく使っていませんか? 洗濯ネットの選び方や洗濯物の入れ方、洗濯乾燥機の使用はOKなのかなど、洗濯ネットにまつわる基本を確認しておきましょう。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

「大切な衣類を洗濯機で洗うときに、なんとなく洗濯ネットを使っている」という方も多いのではないでしょうか。衣類を長持ちさせるためにも、洗濯ネットの正しい使い方を確認しておきましょう。
洗濯ネット

洗濯物に合わせてサイズや形を選びたい洗濯ネット

そもそも洗濯ネットはなんのために使う?

洗濯ネットを使うのは、洗濯する際に洗濯機の中で衣類同士が擦れたり、絡まったりして、生地が傷むのを防ぐためです。ほかの衣類の糸くずやホコリが付くのを防ぐという目的もあります。

こうしたことから、本来であれば、洗濯ネットには衣類を1着ずつ入れるのがベターです。

また、洗濯ネットを使うと、洗濯前の段階から衣類を分類することもできます。靴下をまとめて1つの洗濯ネットに入れたり、人別に洗濯ネットに入れて洗濯したりすると、洗濯後の仕分けの手間を省くことができます。
 

洗濯ネットの網目のサイズはどれを選ぶべき? 

洗濯ネットの選び方

用途に合わせて洗濯ネットの網目のサイズは決める

洗濯ネットには網目が大きなものと細かいものがあります。

網目が細かい洗濯ネットのほうが、衣類を守りながら洗うことができますが、その分、洗浄力が少し落ちることがあります。網目が大きなものは、洗濯ネットを使っていないときに近い洗浄力が得られますが、ほかの衣類と擦れたりする可能性もあります。自分がどちらを重視したいかを考えて選ぶようにしましょう。

またワイヤーが入っている下着などは、ドーム型の洗濯ネットを選ぶと型崩れしづらくなるのでおすすめです。
 

洗濯ネットへの衣類の正しい入れ方は? 

洗濯ネットへの入れ方

洗濯ネットは遊びがないようにピッタリのサイズを選ぶ

洗濯ネットへ衣類を入れるときは、できる限りぴったりなサイズのものを選ぶようにすると、洗濯ネットの中で衣類が動くのを防ぐことができます。余分なスペースが多いと、洗濯中にどうしても衣類が動いてしまい、その結果擦れてしまうことにもなります。
ズボン専用の洗濯ネット

ズボン専用の洗濯ネット

絡まりやすい衣類で、シワをふせぎたいものなどは、専用の洗濯ネットを使うといいでしょう。ズボンやマフラーなどを洗える洗濯ネットは、セットしてから折りたたみ、最後は袋状の部分に入れ込むようになっているため、洗濯ネットの中で丸まってしまったりするのを防ぐことができます。
洗濯ネットの使い方

洗濯ネットのファスナーはカバーの奥まで入れる

また、洗濯ネットのファスナーを閉めるときは、最後のカバーの奥までしっかりと入れこむようにしましょう。奥まで入れることで洗濯途中にファスナーが開いてしまうことを防げます。 
 

洗濯ネットに入れたまま洗濯乾燥機にかけてもいい?

衣類を洗濯ネットに入れたまま洗濯乾燥機を使ってもいいのか、という質問をいただくことがあります。

洗濯ネットの素材によっては熱に弱いものもあるので、そのような洗濯ネットの場合は使わないほうが良いでしょう。

また、洗濯ネットを使うと洗濯物が乾きづらくなるということも知っておきましょう。これは縦型でもドラム式洗濯機でも同様です。乾燥機の中では、衣類が広がって回転しながら乾いていきます。しかし、洗濯ネットに入った衣類は広がらないため、乾きづらくなるのです。

洗濯機を使う際は、洗濯から乾燥まで自動で運転させている人も多いもの。途中で洗濯機を止めて、乾燥前の段階で洗濯ネットから出すのは手間と感じる人も多いかと思います。乾きづらさは洗濯物の全体量や素材によって違ってくるので、洗濯物の量が多いときはいったん止める、少ないときはそのまま乾燥させるなど、使い分けてはいかがでしょうか。
 

今回は洗濯ネットの使い方についてご紹介しました。ぜひ参考にしてください。
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで節約対策の書籍をチェック!楽天市場で節約関連の書籍をチェック!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます