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iPhoneが熱くなったときの対処法! やってはいけないこと&おすすめの発熱対策グッズも紹介

iPhoneが熱を持ってしまったときに筆者が行っている対策と、やってはいけないとされている間違った対処法をご紹介します。

ばんか

執筆者:ばんか

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Phoneが熱くなったときにやるべきこと、やってはいけないこと

Phoneが熱くなったときにやるべきこと、やってはいけないこと

iPhoneに熱がこもってしまうと、動作が遅くなったり、バッテリーの減りが早くなったり、ときには一切の操作を受け付けなくなることもあります。

そこで今回は、iPhoneが熱を持ってしまったときに、真っ先に行うべき対策と、やってはいけないとされている間違った対処法についてご紹介します。

最後には発熱対策になるスマホ用グッズもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
 

iPhoneが熱くなる原因

iPhoneが熱くなる原因は大きく分けて2つあります。1つは「端末に負荷がかかっているから」で、もう1つは「高温な環境下で使っているから」です。

Appleの公式サイトでは、「デバイスが熱を帯びやすい状況」が以下のようにまとめられています。
  • デバイスをはじめて設定するとき
  • バックアップから復元するとき
  • デバイスをワイヤレス充電するとき
  • グラフィックスやプロセッサへの負荷が高いアプリ、ゲーム、または機能(拡張現実に対応したアプリなど)を使用するとき
  • 高画質のビデオをストリーミングするとき
原因を知っておくと、やるべきこと、やってはいけないことも理解しやすくなりますね。
 

iPhoneが熱くなったときにやるべき対処法

それではまず、iPhoneが熱を持ってしまったときの対処法をお話しします。

■熱が引くまでは使用しないで放置するのがベスト
まず真っ先におこなう対処法は「なにもせず、そのままにしておく」です。

iPhoneを操作すれば、それだけiPhoneは働くわけですから、熱を持つようになります。逆に、放置すればしっかりと休ませることができ、徐々に熱は引いていきます。

何か特別な対処法をするのではなく、今はただ使うことを我慢する。これが最も重要な対策となります。

■電源を落とすのも有効
もし電源をオフにできる状況であるなら、なるべく電源を切るようにします。

iPhoneは、操作をしていなくても、何かしらの処理を行っています。バックグラウンドで位置情報を取得していたり、アプリの情報を更新していたり。あるいは何かしらのアプリのアップデートが行われている場合もあります。

「操作しない」=「iPhoneが働かない」というわけではありません。iPhoneの働きを完全に停止させるには、電源を落とすのが最も確実であり、iPhoneの熱を下げるのに有効な手段です。

■直射日光など暑い環境から遠ざける
iPhoneを置いている環境も大切で、もし今いる環境が暑いのであれば、そこから遠ざけることが大切です。

たとえば、室内でも直射日光が当たるようなところに置かないこと。外出先であれば、直射日光のあたる場所より、日陰に入って使ったほうがいいでしょう。

筆者もなるべく暑くない場所を探して、そこでの使用や放置を心がけています。

なお、急激に冷やす必要はありません。あくまで「暑い外気に触れさせていたり、熱がこもった車内に放置しているとiPhoneの熱が引きづらい」という意味であって、「冷やしなさい」という意味ではありません。

■カバンやポケットから出して、外気に触れさせる
筆者は普段、iPhoneを右の前ポケットにしまっていますが、夏場はなるべくカバンに入れるようにしています。

カバンやポケットなどの密閉空間にしまっておくと、熱がなかなか下がっていきません。特にポケットなどは、自分自身の体温に触れるということもあって、熱を持ってしまいがち。ですのでiPhoneはなるべくカバンに入れて、肌から離すようにしています。

■ケースを外して裸の状態にする
iPhoneが傷つかないように、ケースに入れて使用している人が多いでしょう。というより、大半の人が何かしらのケースを装着していると思います。

ただ、ケースを装着していると、それもまたiPhoneからの熱が逃げにくくなる原因になります。

常に外しておく必要はありませんが、「ちょっと熱くなってきたな……」と思ったら、こまめに取り外すといいかもしれません。

筆者は最近、ケースを付けず、MagSafe対応のスタンドグリップを愛用しています。iPhoneの背面に磁力でピタッとくっつくガジェットで、iPhoneを使うときの“持ち手”になってくれます。

かなり強力な磁力なので、勝手にiPhoneから外れてしまったり、手から滑り落ちてしまう心配もありません。iPhoneを裸で使いたい人におすすめのガジェットです。
MagSafe対応のスタンドクリップ「ESR HaloLock GEO WALLET」

MagSafe対応のスタンドクリップ「ESR HaloLock GEO WALLET」

「ESR HaloLock GEO WALLET」をiPhoneの背面に装着した様子

「ESR HaloLock GEO WALLET」をiPhoneの背面に装着した様子 

iPhoneを使うときの“持ち手”になる

iPhoneを使うときの“持ち手”になる

 

iPhoneが熱くなったときにやってはいけないこと

次に、iPhoneが熱を持ってしまったときに「やってはいけないこと」をご紹介します。

■そのまま使い続けるのはNG。特に充電しながらはダメ
「熱くなっていても問題ない!我慢すればいいだけの話でしょ?」と思ったら、それは間違いです。

iPhoneは、本体が熱くなりすぎないように、保護する機能が組み込まれています。

デバイス内の温度が高くなってくると、以下のような変化が見られるようになります。
  • 充電(ワイヤレス充電も含む)が遅くなる、停止する。
  • ディスプレイが暗くなる、またはディスプレイに何も表示されなくなる。
  • 携帯電話無線が低電力モードになる。この間、電波が弱くなることがあります。
  • カメラのフラッシュが一時的に無効になる。
  • グラフィックを多用するアプリや機能、拡張現実対応のアプリや機能でパフォーマンスが低下する。
正常な動作ができないほど、iPhone内部の温度が上昇してしまうと、以下のような温度警告メッセージが表示され、iPhoneが一切の操作を受け付けなくなってしまいます。
温度警告メッセージ

温度警告メッセージ

これではもう、温度が自然と下がるまで待つしかなくなってしまいます。こうなる前にiPhoneの温度を下げるように努めましょう。

■保冷剤などを使って急激に冷やすのはNG
「iPhoneを冷やせばいい」というわけでもありません。「自然な形で温度を下げる」というのが重要で、「急激に冷やす」というのは推奨されません。

たとえば「保冷剤を使う」「冷蔵庫に入れる」といった対処法はNG。端末内に結露が発生し、故障につながる可能性があります。
 

iPhoneの熱さ対策グッズ

それでは最後に、筆者が愛用している熱さ対策グッズをご紹介します。

■スマホ版熱さまシート「スマ冷え」 iPhoneの熱さ対策として愛用しているのが「スマ冷え」。

おでこに貼る「熱さまシート」のように、iPhoneの背面に貼り付けると温度上昇を抑えてくれます。

保冷剤のようにキンキンに冷やすのではなく、急激な温度変化を抑制してくれるアイテムです。

シート内に含まれているマイクロカプセルが液化することで温度を吸収。その後、蓄えた熱を空気中に放出しながら、マイクロカプセルは再び個体に戻ります。

シートの厚みはわずか0.9mmしかないので、その上からケースをつけることもできます。

正直「このシートがあってよかった!」と実感できるほどではありませんが、以前までならプレイしてすぐに熱くなっていたゲームの際も、シートを貼ってからは、少しマシになった気がしますので、そこそこ効果はあるのだと思います。

■iPhone用冷却ファン

iPhoneの背面に装着する冷却ファン。小型の扇風機がiPhoneに風を当て続けて、熱を下げてくれます。

結構な大きさ、厚みになるので、常に付けておくものではありません。ただ、先ほどのシートよりも効果は大きいので、iPhoneへの負荷が高くなるタイミングを狙って使います。

たとえば筆者が使うのは、ゲームをプレイするときですね。高画質・高FPSのゲームをプレイすると、すぐに熱くなってしまうので、この冷却ファンを装着しながらプレイするようにしています。

※参考:iPhone や iPad が高温または低温になりすぎた場合 - Apple サポート(日本)

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
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