副業で収入が増えるのはよいことですが、「稼いでいるから、食事は外食で済ませよう」「がんばったから、ご褒美!」などの浪費が増えただけという場合もあるかもしれません。忙しい思いをしている割に手元にお金が残らなかった、ということになってしまうと残念ですよね。
今回は「副業で豊かになる人」と「副業で貧乏になる人」の特徴を比べ、違いは何かを考えましょう。
副業で豊かになる人はどんな特徴がある?
副業で豊かになる人はどのような特徴があるのでしょうか。主に次の2つが挙げられます。●副業で豊かになる人の特徴1:目的と目標が明確
副業で豊になる人は、副業をする目的、目標が明確という特徴があります。
たとえば、収入であれば「毎月2~3万円」「毎月5万円以上」など、個々に欲しい金額があるはずです。また、「お金をもらいながら、新たな知見・視野を広げたい」というものもあれば「新たなスキルを得たい」というのもあるでしょう。
本業だけでも時間的な拘束もあり大変なのに、さらに副業をするとなれば、気分的にも、体力的にも楽ではありません。しっかりした目的・目標があれば、副業は有意義なものになりますが、なければ「疲れているのに、なんでわざわざこんなこと……」と後悔するかもしれません。長く続けるためにも、目的・目標を決めてから始めましょう。
●副業で豊かになる人の特徴2: 自分に合った副業を選ぶ
副業で豊かになる人は、「自分に合った」副業を選びます。
たとえば、「身体に負担がかかり、本業に悪影響を及ぼさないか」「興味がある仕事か」については、とくに慎重な検討をします。
副業とはいえ、お金をもらうとなれば、真剣に取り組まなければいけません。ただ、本業もあるので、肉体に負担がかかりすぎる仕事であれば体調を壊してしまうかもしれません。また、興味がない仕事であれば、気分が全く乗らず、精神的な疲れが溜まってしまいます。どちらの場合も、副業を長く続けることはできないでしょう。
副業で貧乏になる人はどんな特徴がある?
副業で貧乏になる人はどのような特徴があるのでしょうか。主に次の2つが挙げられます。●副業で貧乏になる人の特徴1:収支の把握ができていない
副業で貧乏になる人は、収支の把握ができていないという特徴があります。たとえば、本業の手取りが少ないから副収入を当てにするという場合を考えてみましょう。
しかし、収支を把握できていなければ、副業で収入が増えたとしても、その分「稼いでいるから、このくらいは大丈夫」「面倒だから、外食ですませよう」などムダ遣いが増えてしまうだけです。お金が足りないから副業をするのではなく、まずは、本業の手取り内に支出がおさまるよう、お金の使い方を見直してから、副業を検討しましょう。
●副業で貧乏になる人の特徴2:空いた時間をフル稼働する
副業で貧乏になる人は、空いた時間をフル稼働するという特徴があります。
本業で、週5日、7~8時間働きながら空いた時間で行う副業は、しっかり休養を取り、本業に悪影響を及ぼさないことがとても大事です。
ガッツリ稼ぎたいからといって、空いた時間をフル稼働すると、寝不足になったり、食事がおろそかになったりします。その結果、体調を崩してしまえば、本業・副業の両方に迷惑をかけることになります。そうならないためにも、体力に見合う範囲で、副業の労働時間を確保しましょう。