そんなときのために、ペット保険を検討する方は多いでしょう。今回は、もし飼い猫がペット保険に入るなら、いつが最適かを解説します。
ペット保険に入る最適な時期は「若くて健康なとき」
ペット保険に入る最適な時期とは、やっぱり、若くて健康なときです。というのも、ペット保険の加入には、年齢や病気・ケガによる制限があるからです。たとえば、ペット保険の新規加入年齢の上限として設定されているものの多くは「猫が7歳11カ月から12歳11カ月まで」。この年齢は、人間の48~68歳ぐらいに相当します。人間の場合で考えても、このぐらいの年齢になれば、健康な人も多いですが、生活習慣病などの不調が出てくる年齢になります。
猫であっても、胃腸炎や膀胱炎、尿結石症などで、もしかしたら過去数回、治療を受けたことがあるかもしれません。ペット保険を検討する時期は、すでに完治しているかもしれませんが、再発の可能性が高いと判断されれば、条件付きになってしまうこともあるでしょう。
また、ペット保険の中では、シニア向け(約8~13歳以上)の商品もありますが、通常向けよりも補償内容が小さくなってしまいます。同じ加入するなら、通常タイプの方がよいのではないでしょうか。
猫のために備えてあげようと思うのであれば、やはり若くて健康なうちに入ってあげるようにしましょう。
ペット保険に加入するタイミングは「いつ?」
ペット保険に加入するのは、猫が若くて健康なうちがベターです。たとえ、新規加入年齢の上限が「7歳11カ月から12歳11カ月まで」だったとしても、このとき健康であるかどうかはわかりません。もし、飼い猫の保険を検討しているのであれば、なるべく若いうちに検討してあげた方がよいでしょう。ここでは、猫がなるべく若いうちの「いつ?」ペット保険に入った方がよい場合とタイミングをご紹介します。また、ペット保険以外の備えについてもご案内します。
●ペット保険に入った方がよい場合とタイミング
たとえば、猫を家に迎えた最初の様子をよく観察しましょう。元気な子猫であれば、好奇心旺盛で、キョロキョロ家の中を散策します。ゴハンもよく食べ、ぐっすり眠ります。
しかし、中には「食が細い」「神経質でよく鳴く」「あまり遊ばず、静か」などというように、虚弱そうな子猫もいます。猫は、ストレスで病気を作ってしまう繊細な動物です。もしかしたら、環境の変化にうまく適合できず、胃腸炎などを起こすかもしれません。その場合であれば、迷わずスグにペット保険に加入した方がよいでしょう。
●ペット保険に入らず、猫用積立で備える
家に迎えた猫の様子が、元気溌剌、食欲旺盛、天真爛漫であれば、ペット保険で備えるよりも、将来に向け毎月2000~3000円の「猫用積立」を始めましょう。
というのも、ペット保険は、万が一のペットの病気・ケガにかかった治療を補填してくれますが「給付対象になるのは、病気・ケガで治療が必要になったときのみ」です。ペット保険に加入しておけば、どんなときでも大丈夫というわけではありません。
実際、猫は、若いときよりも年齢を重ねたシニア期(約8歳以上)ぐらいから、病院のお世話になる回数が増える傾向があります。そのため、早いうちから「猫用積立」を始めて、猫が病気になりやすい時期までにまとまった資金を貯めておいてあげましょう。