ハーブはベランダやキッチンで栽培できるものがあります。自分で栽培すると、スーパーで買うよりも経済的です。また、ハーブは見た目の爽やかさも魅力で、緑のインテリアとしても活用できます。
今回は、ベランダやキッチンでも育てられるハーブ3選と、かかる値段を紹介します。
栽培におすすめハーブ1:ローズマリー
ローズマリーといえば、アンチエイジング効果が高いといわれています。香りが強く、料理では、肉料理や魚料理の生臭さを取るのに役立ちます。抗菌・防臭作用もあるため、乾燥させたものをお茶パックに入れて、臭いの気になる場所に置いておくなど、消臭剤としても活用できます。ローズマリーは、ホームセンターでポット苗を買ってきて、鉢やプランターに植え替えするだけです。日光がよく当たる、風通しのよい場所に置いておくと、ぐんぐん成長します。
ローズマリーの種類には、枝が上方向に約2mに成長するもの、高さは30cmぐらいで地を這うように広がるもの、上にも横にも成長するものなどがあります。最初の苗は小さい鉢に植えればよいですが、大きくなったら植え替えが必要になります。苗を買うときは、成長後の姿もイメージしながら選びましょう。
栽培におすすめハーブ2:パクチー
独特の香りに好き嫌いがありますが、アジア料理に欠かせないハーブです。パクチーは成長がはやいため、苗ではなく、種から育てても1カ月半ほどで収穫できます。暑さが落ち着く秋ごろに、プランターに種まきをするとよいでしょう。
パクチーは殻がついた硬い種のため、一晩水に浸して柔らかくしたものを種まきすると発芽しやすいです。プランターの置く場所は、日当たりがよく、風通しのよい場所です。
パクチーを長期間にわたって楽しむためには、種まきを2週間ほどずらして栽培するのがポイントです。
栽培におすすめハーブ3:バジル
甘い香りのバジルは、さまざまな洋食料理に大活躍するハーブで、たくさん収穫できれば、ペーストにしたり、冷凍または乾燥状態にしたりして保存も可能です。バジルは寒さに弱いハーブなので、外で育てるときは4~10月が適しています。室内で、15~30℃ほどをキープできる、日当たりのよい場所に置けば、季節に関係なく育てられます。苗でも、種からでも育てやすいハーブです。
栽培におすすめハーブかかる費用はいくら?
ハーブの栽培は、栽培そのものは種をまくだけ、苗を植えるだけと簡単ですが、一通りの園芸グッズ、種や苗などが必要です。100円均一でもそこそこのものをそろえられますので、うまく活用しましょう。●ホームセンターで準備できるもの【合計目安:1900~2100円】
・ハーブの種:1種類あたり100~200円×2種(パクチー・バジル)=200~400円
・ハーブの苗:1種類あたり100~200円×1種(ローズマリー)=200円
・ハーブ用または野菜用の培養土:25リットル入り1000円
・液肥:500円
●100円均一で準備できるもの【合計目安:800~900円】
・防虫ネット
・ジョウロ
・園芸用ハサミ
・鉢底ネット
・移植ゴテ
・プランター・鉢:どれも100円均一のプランターまたは鉢×3種類=300円
まとめ
ハーブの栽培の基本は、日によく当てて、土の乾燥加減を見ながら水やりをすることです。またハーブの葉は、こまめに摘み取って、いろんなものに利用しましょう。こまめな摘み取りを行うことで、新しい茎の成長をうながし、長く楽しめます。収穫しながら、育てるコツがつかめるまでは、たくさんのハーブを栽培するのではなく、1種類ずつ試しながら栽培するのをおすすめします。【関連記事をチェック!】
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