消費者の環境問題や健康に対する意識が高まり、プラントベースフードへのニーズが高まっていることや、近い将来に訪れるといわれる世界的な「タンパク質危機」などの社会課題への取り組みを背景に誕生しました。
大豆やえんどう豆由来の「ミラクルミート」や工場栽培の野菜を使用
現在発売されているのは、「みらいデリ ナゲット(5個入り)」(税込259.2円)と、「みらいデリ おにぎり ツナマヨネーズ」(税込151.2円)の2品と、植物工場で栽培したレタスやほうれん草を使ったサラダ2品。
ナゲットとおにぎりには、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するDAIZと、味の素、日本ハム、セブン‐イレブンで共同開発したセブン‐イレブン専用の「ミラクルミート」が原料に使用されています。
豆の風味が気にならない! おいしい「ナゲット」
「みらいデリ ナゲット」は、鶏肉と「ミラクルミート」を併用した商品。一口サイズで食べやすく、軽食にぴったり。プラントベースフードはどうしても大豆の香りが嫌な要素として捉えられがちですが、「みらいデリ」はえんどう豆本来の苦みや臭いを抑えながらおいしさを追求した商品だそうで、ひと口食べた感じは鶏肉のナゲットとそこまで遜色ありません。
表面はサクッ、中はプリッとジューシー
食感が若干鶏肉と異なる感じはありますが、表面はサクッと香ばしく、中はプリッとしています。豆っぽさをマスキングするために香辛料が強めに使われていることもなく、ほどよい味つけで素材の味を楽しめておいしかったです。
おにぎりはさらに「プラントベース感」なし!
「みらいデリ おにぎり ツナマヨネーズ」の方は、ツナと「ミラクルミート」を併用していますが、繊維感を残す製法でツナのような食感に仕上げているそうで、ナゲット以上にプラントベースフードを食べている感じがありませんでした! マヨネーズや海苔といった香りの要素があるので、よけいに豆の風味が気にならないのかもしれません。
プラントベース100%であることよりも、おいしさを重視
先日ローソンから代替卵のサンドイッチが発売され、プラントベースフードがいよいよ我々の日常に浸透してきた印象を受ける一方で、まだまだ「おいしくない」というネガティブなイメージも根強いと感じています。
それもあって、コンビニでプラントベースフードを使った商品を販売する場合は、プラントベース100%であることよりも「おいしさ」を優先して、多くの人に食べてもらうことを目的にしているのだと推察します。
プラントベースフードを食べたことのない人も気軽にチャレンジできる商品なので、これを機にぜひ地球を取り巻く課題にも思いを寄せていただけたらうれしいです。
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