第5位:ふるさと納税をして、地域貢献する
ふるさと納税は、生まれ育った故郷へ貢献できる制度として始まり、本来なら居住地へ納める住民税の一部を、寄附金控除を受けながら他の市区町村や都道府県へ納税(寄附)することができます。寄附のお礼に地域の名産品等を受け取れることから大人気となり、令和3年度に全国で受け入れたふるさと納税の寄附金額は合計8302億円、受け入れた件数は4447万件にもなります。※寄附金額・受入件数は総務省『ふるさと納税に関する現況調査結果(令和4年度実施)』調べ
寄附をすれば、受入先の自治体で使えるお金が増え、名産品がお礼として届くことで地域産業の売上貢献につながります。なお、寄附金の使途を指定できるので、無駄なく有効に使われているか見届けられます。ボーナスを使ってふるさとへ地域貢献してみてはいかがでしょうか?
総務省/ふるさと納税紹介サイト
第4位:単価を抑えたまとめ買いをする
FPが言うまでもないですが、日用品等はまとめ買いすると1個あたりの単価が下がります。1割程度ならあまり魅力的ではありませんが、探せば半額以下になっているものもあるので、生活必需品等で劣化しづらいものを、ボーナスを使ってまとめ買いしてみてはいかがでしょうか?まとめ買いに向いているのは、ティッシュペーパー・トイレットペーパー・ハンドソープ・シャンプー・コンディショナー・ミネラルウォーター、他の飲料水・レトルト食品等でしょうか。お菓子も、飴・ガム・グミ等はかさばらないので、まとめ買いしやすいです。
ミネラルウォーターやレトルト食品等は、まとめ買いして自宅にある程度在庫があると、災害等の非常時にとても役立ちます。まとめ買いではありませんが、防災グッズとしてモバイルバッテリーや手回し充電器、ポータブル電源、懐中電灯等も併せてそろえておくと、災害時に安心できそうです。
なお、多くの品物には賞味期限や使用期限があるので、まとめ買いしたことを忘れないよう気を付けましょう!
まとめ買いができるサンプル百貨店などの情報も参考になるでしょう。
第3位:旅行に使う
感染症の流行により私たちは3年ほど自粛生活を続けてきました。まだ完全に終息したとは言えませんが、マスク着用も緩和され、旅行に行きやすい環境が整ってきたので、久々に気合の入った旅行等をしてみてはいかがでしょうか?ただ、そうは言っても現在1ドル140円台の円安状況にあるので、海外へは行きづらいかもしれません。であれば、国内にも素敵な場所はたくさんあるので、国内でいつもより豪華な旅行をしたり、長期間滞在したりするのもよいでしょう。国内旅行なら国内でお金を使うので、日本の経済活性化にも貢献できます。
5位で取り上げたふるさと納税と連動させるのもよいです。ふるさと納税の返礼品にはその地域で使えるものも多く用意されているので、ふるさと納税をした後にその地域を訪ねることで、いつもの旅行とは違った貴重な体験ができるかもしれません。
ふるさと納税のお礼にはマラソン大会出走権もある!
第2位:外貨で貯める
最近米ドルや豪ドルの外貨預金金利が急に上昇しています。一方で為替レートは多くの通貨に対して円安になっています。私たちが普段生活で使っている日本円で外貨預金をするには、まず円を外貨と交換する必要があり、その時の為替レートで交換してから外貨預金をします。為替レートは日々変動していて、簡単に言えば円高の時に外貨へ交換して、円安の時に円に戻せば、利息プラス為替差益も見込めます。逆に円安の時に外貨へ交換して、円高の時に戻すと、為替差損が発生します。現在は為替レートの条件が良いとは言えませんが、金利の条件は比較的良いので、将来の受取額をシミュレーションした上で、納得できそうなら始めてみるとよいです。
証券会社で取り扱いしているアメリカ等の国債や、保険代理店等で取り扱いしている外貨建て一時払い終身保険等も似たような傾向にあるので、気になる人は比較検討してみるとよいでしょう。
外貨預金金利の例(2023年7月8日時点 各行のホームページより)
- 米ドル……5.0%(ソニー銀行)
- ユーロ……2.5%(auじぶん銀行・住信SBIネット銀行・大和ネクスト銀行)
- 豪ドル……4.0%(ソニー銀行・大和ネクスト銀行)
- ニュージーランドドル……5.1%(住信SBIネット銀行)
- 南アフリカランド……6.1%(auじぶん銀行・住信SBIネット銀行・大和ネクスト銀行)
- 中国元……1.1%(大和ネクスト銀行)
ちなみに円の1年定期預金の金利は、比較的金利の高い住信SBIネット銀行でもキャンペーン金利で0.2%なので、外貨預金とは金利差がかなりあります。外貨預金には為替変動リスクがあるので、仕組みを理解した上で賢く活用しましょう。
第1位:節約に役立つ買い物をする
家電は10年で進化している!
光熱費を節約するには、簡単なところでは電球をLEDに交換することですが、既に多くの人は終わっているでしょうから、ボーナスの時は、気軽には買えない冷蔵庫やエアコン等の大型家電を買い替えてみてはいかがでしょうか? 10年経っていると、消費電力はかなり違うものです。
家電製品協会『スマートライフおすすめBOOK』によると、主要家電の消費電力量の削減率は下記の通りです。
・エアコン901kwh→768kwh(消費電力量は約15%削減)※2022年の消費電力量を2012年と比べた場合
・冷蔵庫420~470kwh→273kwh(最大値470kwhに対し約42%削減)※2022年の消費電力量を2012年と比べた場合
・温水洗浄便座161kwh→91kwh(約44%削減)※2022年度の貯湯式から瞬間式へ交換した場合
- 照明(白熱電球から電球型LEDランプへ交換)108kwh→15kwh(約86%削減)※2021年5月現在の電力の削減率
10年前の家電だとまだまだ多くは現役でしょうが、節電効果は大きいので、この機会に買い替えてみては如何でしょうか。
さらに大きな節約効果が見込める買い物として自動車があります。ガソリンなどの燃料費の負担を軽減するために国が補助金を出しているにもかかわらず、ガソリン価格は上がっています。仮に40リットル給油したら6800円(1リットルあたり170円で計算)もかかってしまいます。日常的に自動車を使っている人にとってかなりの負担になっているでしょうが、補助金がなくなったらさらに負担は増します。昨今はハイブリッド型のようなさらに燃費の良い自動車が増えており、エコカー減税も延長しているので、今のうちに自動車の買い替えを決断してもよいかもしれません。
不透明な時代だからこそ、ボーナスは大切に使いましょう!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。