貯蓄

お金で幸せになれる人 vs なれない人

「お金は、ないよりはあったほうがよい」というのは、誰でも分かる話です。しかし、世の中には、お金をうまく使って幸せになる人もいる一方で、お金があっても不幸になってしまう人もいます。この差は、どうして生じるのでしょうか。

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

  • Comment Page Icon
「お金は、ないよりはあったほうがよい」というのは、誰でも分かる話です。しかし、世の中には、お金をうまく使って幸せになる人もいる一方で、お金があっても不幸になってしまう人もいます。この差は、どうして生じるのでしょうか。

 
お金で幸せになれる人はどんな人?

お金で幸せになれる人はどんな人?

そもそも、なぜお金で幸せになるのか

そもそも論として、どうしてお金があると幸せになれるのでしょうか?
 
心理学者のエドワード・デシは「自分で自分の人生を決めることが幸せにつながる」と指摘しました。お金があるほど幸せになりやすい理由は、暮らしの自由が増えるからだと考えられます。
 
たとえば、お金があれば「自分の好きな場所」に行く自由もあるし、「自分の欲しいものを買う」という自由もあります。
 
また、お金がないと、「お金を稼ぐためには、好きでもない仕事をしないといけない」といった、不自由に悩むことになります。しかし、お金があれば「自分の好きな仕事」を選ぶ自由があります。
 
プラスの経験が増えることよりも、マイナスの経験が減ることのほうが重要かもしれません。楽しい経験が1つ増えるより、つらい経験が1つ減るほうが、よっぽど暮らしが楽しくなるものです。
 

お金で幸せになる人vsなれない人

お金があれば自由になれる。生活もラクになる。それなのに、お金があっても幸せになれない人がいるのは、どうしてなのでしょうか。
 
その理由は、そもそも自由を求めていない人……具体的には、「他人が決めた幸せ」のためにお金を使っている人は、お金があっても幸せになれないのだと、筆者は考えています。
 
幸せは人それぞれ違いますし、自由に決められるものです。なのに、地位や名誉といった「他人から見た幸せ」に固執してしまうと、せっかくの自由が生かされません。「他人から見た幸せ」は、自分が考える幸せとは違います。だから、お金があっても、使い方が不自由なので、結局は幸せになれないと考えられます。
 
お金があれば、自由は買えます。自由になれば、幸せにもつながります。しかし、はなから「幸せの判断基準を他人任せ」にして自由を手放している人は、お金があろうがなかろうが、幸せになるのは難しいのかもしれません。

【関連記事をチェック!】
孤独や健康を失うことも?間違った節約の怖い末路って?
貯金1000万円の賢い使い方
100万円を1000万円に増やす2つの方法
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/11/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます