離婚

「W不倫疑惑」の広末涼子も?仕事も家庭も“一見”順調な大人女性に共通する危うさの正体

人気女優・広末涼子さんのダブル不倫疑惑が話題になっていますが、真相は……。のべ3万5000件以上の相談にのってきた夫婦問題研究家の岡野あつこが、広末さんの事例に限らず40代女性たちと接するなかで登場する共通点について解説します

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

広末涼子さんに「W不倫」疑惑

人気のフレンチレストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作さん(45歳)とのW不倫報道で話題になっている、女優・広末涼子さん(42歳)。2人とも不倫関係は否定しているものの、衝撃的なニュースとして波紋が広がっています。
W不倫疑惑は真実なのでしょうか?

W不倫疑惑は真実なのでしょうか?

広末さんは、2003年にファッションモデル・デザイナーの男性と授かり婚をし、その後、2008年に離婚。2010年にキャンドルアーティストのキャンドル・ジュンさんと再婚し、さらに2人の子どもが誕生しています。1度目の離婚時に旧姓に戻した広末さんでしたが、再婚する際、キャンドル・ジュンさんは子どもの名字が変わることを危惧して広末さんの旧姓を名乗ることにした、というのは有名な話。家族思いの一面が伝わるエピソードです。

3人の子どもの母親でありながら透明感のある美しさをキープし、仕事も家庭もすべてを思い通りに手に入れたかのように見える広末さん。もしも報道が事実だとすると、なぜW不倫という選択に踏み切ったのでしょうか。

揺らぐ40代女性のキーワードは「自己肯定感」か?

芸能人である広末さんに限ったことではなく、ここ最近、40代女性たちの結婚や恋愛のお悩みに接するなかで必ずといっていいほど登場するのが「自己肯定感」というキーワードです。

もう若くはないけれど、成熟しきってはいないともいえる40代は、仕事でもプライベートでもいろいろと揺らぐ年代。広末さんのように、一見、自分の軸を持って自由に生きているようでいて、他人に振り回される危うい部分も持っている……という40代女性も少なくありません。

そんな揺らぎやすい世代だからこそ、自己肯定感が乱高下することもあります。たとえば、仕事が上手くいったときには「私ってすごい!」「私はもっと上を目指せる!」と自分に自信を持てますが、関係が変化してパートナーから女性として扱ってもらうことがなくなった事実に直面したときには「私ってもうダメなのかな」「どうせ私なんて……」などとネガティブな方向に考えが向かうこともあるでしょう。

そんなときに新しく出会った人に惹かれてしまうことは、たとえパートナーがいる場合でも、可能性はゼロではありません。自分の魅力に自信をなくしかけているときに「いつも素敵ですね」「ずっと前から気になっていました」とアプローチされてうれしくない人はいないはず。反対に、いろいろなことが上手くいっているときに「一緒ならもっと楽しいよ」「二人でもっと高みを目指そう」と誘われたらノリノリで期待に応えたくなることもある、ということです。

「W不倫」が周囲にもたらす深い傷

とはいえ、そんな自己肯定感を揺さぶられた結果としてたどり着く先がW不倫となれば話は別。そもそも浮気や不倫はしてはならないものですが、とくにW不倫は大きな問題をひき起こします。「既婚者×既婚者」の不倫はお互いのパートナーや子どもたちなど、多く人を巻き込んで全員に深い傷を負わせることになります。金銭面でもダメージは大きく、自分の配偶者だけでなく不倫相手のパートナーから慰謝料を請求されるケースもあります。

いくら「自己肯定感が揺らぎやすい世代だから」と言い訳をしても、肝心の家族からの信頼を失うようでは本末転倒です。深みにはまらないうちにW不倫から抜け出し、他人の力を借りるのではなく、自分自身で自己肯定感を高める考え方や行動を探すほうが得策といえるでしょう。
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで離婚関連の書籍をチェック!楽天市場で離婚関連の書籍をチェック!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます