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3分で分かる! 「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」の歩き方

映画『ハリー・ポッター』と『ファンタスティック・ビースト』シリーズの世界を歩きながら体感できる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」が、としまえん跡地にオープン! ライドなどがあるテーマパークとは異なる施設ですが、一体何ができるのでしょうか。

藤丸 由華

執筆者:藤丸 由華

東京ガイド

2023年6月16日(金)、映画『ハリー・ポッター』と『ファンタスティック・ビースト』シリーズの世界を歩きながら体感できる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」が、としまえん跡地にオープンします。
施設のロゴ

2023年6月16日(金)いよいよ開業!

<目次>

アジア初のハリー・ポッターの屋内型施設

2012年に開業し、今もチケットが入手困難なイギリスの「ワーナー ブラザース スタジオツアーロンドン」に続き、アジアでは初めての施設である「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」。ハリー・ポッターの屋内型施設としては世界最大の規模となります。
大広間前の扉

この扉の向こうに何が!?

「映画制作の舞台裏を知る」「セット、衣装、魔法動物たちに遭遇する」「インタラクティブな体験ができる」などさまざまな説明がなされていますが、実際に何があって、どんなことができるのでしょう。チケット大人6300円の中身は? 内覧会でひと足お先に内容を見てきた筆者が、3分で分かるようにまとめます。 
 

セットの中に足を踏み入れ、リアルな大きさを体感しよう!

大広間

最初はやはり大広間から

このスタジオツアーは乗り物があるようなテーマパークではありません。映画のセットに足を踏み入れ、映画制作の裏側を体験し、歩きながらハリー・ポッターシリーズの世界観を満喫する施設です。
ダーズリー家のハリーの部屋

ダーズリー家のハリーの部屋。狭いなんてものじゃないスペース! ひどいっ!!

映画の名シーンの舞台となった、ホグワーツ魔法魔術学校の大広間やダイアゴン横丁、9と3/4番線、そして魔法省などに入ることができるのですが、驚くのはそのサイズ。

大広間の天井の高さ、ダイアゴン横丁の道幅、男子寮のハリーたちの部屋の密集感、ダーズリー家のハリーの部屋の狭さ、魔法使いのチェスの大きさなどなど、現物を見なくては分からないリアルなスケールに圧倒されます。

大広間では登場人物たちがおなじみの衣装を着て迎えてくれますが、森の番人・ハグリッドの体の大きさには度肝を抜かれました。
魔法省

魔法省は東京だけのフルスケールセット

また魔法省は東京でしか見られないフルスケールセット。数十人のマグルが下敷きになっている「魔法は力なり」の像が中心に据えられ、なんとも言えない威圧感を醸し出していました。 
 

“出演者”になった気分を体験できる特撮コーナー

ブルーム エクスペリエンス

箒(ほうき)に乗って飛び回る撮影を体験できる「ブルーム エクスペリエンス」

テーマパークのようなライドがないとはいえ、映画作りを実際に“体験”できるコーナーは用意されています。

ロンドンの街やホグワーツ城のまわりを箒(ほうき)に乗って飛び回り、ハリー・ポッター気分を味わえる特撮コーナーのほか、魔法省の職員たちが通勤時に使う魔法の粉・フルーパウダー(煙突飛行粉)を体中に振りかけて移動するシーンを巨大な暖炉に入って再現したり、動いたり喋ったりする写真や肖像画の一員になって廊下に飾られたりと、“出演者”になった気分を体験できるコーナーもあります。
クィディッチ エクスペリエンス

試合のオーディエンスの演技を体験「クィディッチ エクスペリエンス」

筆者はホグワーツで開催されるクィディッチの試合の観客を経験できるコーナーへ。スリザリンvsグリフィンドールの白熱する試合を見て、“夢中で応援している観客の演技”にチャレンジしました。

スタッフの指示に従ってカメラを見ながら演技をするわけですが、恥ずかしいのもあり、なかなか思うようにはっちゃけられない……。撮影が終わると、本物のシーンと合成された映像を参加者全員で鑑賞しましたが、皆苦笑。俳優たちの演技がいかに素晴らしいか、どれほどの情熱と労力が込められているか、そのすごさを思い知ることもできます。
 

あらゆる場所が写真撮影“可”!

9と3/4番線

おなじみ9と3/4番線。右側の壁には、カートを押しながら壁に入っていく瞬間を再現できるスポットも

お気づきかと思いますが、とにかくあらゆる場所が写真撮影可なので、ハリー・ポッターシリーズファンならたまらない写真がたくさん撮れます。
ダーズリー家

ダーズリー家のセットの中にはあの名シーンが再現されている

9と3/4番線のホームでは壁に入っていく瞬間の写真が撮れますし、ホグワーツ特急と夜の騎士バスなどには乗車することが可能です。その他にも、魔法使いのチェスの板の上や、ホグワーツから大量に送られてきた招待状に混乱するダーズリー家、ダイアゴン横丁の各ショップの前などのセットの中に立ち、名シーンを再現することもできます。

ちなみにダイアゴン横丁はゆるい坂道になっていて、一番高いところから振り返ってみると、映画によく登場するシーンになるそうです。
 

世界最大のハリー・ポッターショップ

さてスタジオツアーにはフードホールとカフェが2つあり、英国風の食事や、魔法ワールドをテーマにした料理・デザートを楽しめます。
バタービール

バタービール。コップを持ち帰れるのが嬉しい

おすすめは魔法使いの飲み物・バタービールを味わえるバタービールバー。ビール味と甘いバター味のマリアージュがこんなにおいしいとは!と初めての飲み心地にうっとり。飲み終わったらコップは持ち帰れるのですが、専用の洗い場も用意されているのがさすがです。ノンアルコールなのでお子様にも安心。
ローブコーナー

ローブコーナー。ローブは名入れ代込みで1万3000円

そしてツアーの最後には世界最大のハリー・ポッターショップ『メインショップ』が! 売り場にはお菓子からホグワーツ魔法魔術学校の制服、スタジオツアー東京限定商品、杖・ローブ・ユニフォーム・キーチェーン・入学許可証・トランク・ノートブックの7種類に名前を入れられるサービスまで、さまざまなアイテムが並びます。
杖コーナー

売り場自体に雰囲気のある杖コーナー

売り場自体のデザインも非常に凝っていて、それを見るのも一興。登場人物たちの杖を扱っているコーナーには杖のことなら何でも聞ける映画さながらのスタッフもいるそう。最後の最後までハリー・ポッターワールド全開でした。
魔法使いのチェス

「魔法使いのチェス」などは屋外スペースに。履いていく靴は歩きやすいものがオススメ

以上、「3分で分かる! スタジオツアー東京の歩き方」でした。

施設の説明に「全てを見て回る場合、4時間以上かかることもあります」とあり、最初は半信半疑だったのですが、セットの作り込みが素晴らしく、ありとあらゆるところに発見があるので、じっくり見るのなら滞在時間は軽く4時間を超えると思います。

平坦な道ですが長く歩くのでヒールのある靴は回避したほうが良さそう。ハリー・ポッターシリーズの世界に思いっきり浸ってください!
 
 
<DATA>
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」

‘Wizarding World’ and all related names, characters and indicia are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc. – Wizarding World publishing rights © J.K. Rowling.  
 
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