年金・老後のお金クリニック

70歳になります。20代のころ5年間ほど、国民年金保険料の未納期間がありますが今から払ったほうがいい?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、過去に国民年金保険料を未納にしていた場合についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

拝野 洋子

執筆者:拝野 洋子

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 / 年金・社会保障ガイド

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、過去に国民年金保険料を未納にしていた場合についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:20代のころに5年間ほど、国民年金保険料の未納期間があるのですが、支払うほうがよいでしようか?

「数カ月後に、70歳になります。ようやく年金受給しようと思います。20代の頃に5年間ほど、国民年金保険料の未納期間があるのですが、今そのぶんは支払うとどのくらいの額になりますか? やはり支払うほうが年金受給で多くもらえることにつながりますか? 支払うほうがよいでしようか?」(もとさん)
 
過去に未納にした国民年金保険料は、支払うほうがいい?

過去に未納にした国民年金保険料は、支払うほうがいい?

A:今から20代のころ未納にした国民年金保険料を支払うことはできません

結論からいうと、「もとさん」は今から20代で未納にしていた5年間ほどの国民年金保険料を支払うことはできません。未納の国民年金保険料は、支払い期限から過去2年間分のみさかのぼり支払うことが可能です。

ちなみに、70歳になるまでの間、国民年金に加入し、将来もらえる国民年金受給額を増やせる「任意加入制度」もありますが、加入は10年間の年金の受給資格期間を満たしていない場合に限られます。任意加入制度を利用する場合、支払っていなかった当時の国民年金保険料ではなく、現行の国民年金保険料(2024年・令和6年度であれば1万6980円)を支払うことになります。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

 
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