Q:20代のころに5年間ほど、国民年金保険料の未納期間があるのですが、支払うほうがよいでしようか?
「数カ月後に、70歳になります。ようやく年金受給しようと思います。20代の頃に5年間ほど、国民年金保険料の未納期間があるのですが、今そのぶんは支払うとどのくらいの額になりますか? やはり支払うほうが年金受給で多くもらえることにつながりますか? 支払うほうがよいでしようか?」(もとさん)過去に未納にした国民年金保険料は、支払うほうがいい?
A:今から20代のころ未納にした国民年金保険料を支払うことはできません
結論からいうと、「もとさん」は今から20代で未納にしていた5年間ほどの国民年金保険料を支払うことはできません。未納の国民年金保険料は、支払い期限から過去2年間分のみさかのぼり支払うことが可能です。ちなみに、70歳になるまでの間、国民年金に加入し、将来もらえる国民年金受給額を増やせる「任意加入制度」もありますが、加入は10年間の年金の受給資格期間を満たしていない場合に限られます。任意加入制度を利用する場合、支払っていなかった当時の国民年金保険料ではなく、現行の国民年金保険料(2024年・令和6年度であれば1万6980円)を支払うことになります。
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