予約した結婚式場は、結局浮気相手と結婚するために使うことに
ふたまたをかけられているのがわかって
4年間付き合っていた彼の様子がおかしい。問い詰めたところ、「実は半年ほどの間にときどき会っていた女性がいて、妊娠した」と言う。「そのときはパニックになりました。だって彼と私は結婚式場を予約したばかりだったから」
そう言うのはタカミさん(36歳)だ。1年ほど前の出来事だという。彼を責めてもしかたがない。これからどうするつもりなのか、彼の気持ちはどうなのか。話し合うしかなかった。ところが彼は話し合いから逃げようとする。
「ことを起こしたとき、そこから逃げる男は信じられない。もう付き合っていられないと私は突き放したんです。本当は、私もパニックになっていましたよ。だけど彼にすがっても問題は解決しない。相手が妊娠しているならなおのこと、時間の問題もあると思ったんです」
タカミさんは彼に別れを告げて、「今はひとりで生きる」と決めた。ところが1カ月もたたないうちに、「妊娠は彼女の勘違いだった」と彼が伝えてきた。タカミさんは「それで?」と彼に言ったそうだ。
「だって私は別れを告げたんですよ。妊娠していなかったらといって、再びよりを戻すつもりはなかった。すると彼は『オレが本当に好きなのはタカミなんだ』と言ったんです。それを言うタイミングが遅かったねと言いました」
問題が発覚してから、エリさんという相手の女性はタカミさんのSNSに意味不明なことを書き込んできたり、匂わせ投稿を繰り返したりしてきた。すべてブロックしてしのいできたタカミさんだが、彼女はアカウントを変えてまたコメントしてくる。あるとき頭に来て彼女の投稿に「人の恋人を盗るような女だからね、あなたは」と書き込んだこともある。野次馬がおもしろがって、ことが大きくなりかけ、あわてて彼がエリさんにすべてのアカウントを削除させた。
>結局、浮気相手と結婚をした彼