「株の選び方は本などで勉強できたのですが、買うタイミングが分かりません。どうやって決めるのがよいですか?」
今回は、この質問にお答えします。
株を買うのは、いつがいい?
オススメの購入タイミングは決算発表直後
ずばり、結論を書くと「決算発表直後」がオススメです。決算発表とは「いくら儲かったか?」「いくら損したか?」「どんなふうにお金を使ったか?」「大きな買い物などをしたか?」といった、上場企業の「お金の流れ」が開示される制度のことです。決算発表の時期は企業によりますが、3カ月ごと年に4回あります。上場企業は証券取引所から「45日ルール」に従うよう求められており、決算期末日(四半期末日)から45日以内に決算を開示するのが一般的です。
経験的に、良い決算を発表した会社はしばらく株価が上がりやすく、逆に悪い決算を発表した会社は、しばらく株価が下がりやすいです。
特に、投資家が(良い意味で)驚く「サプライズ決算」を出した会社の株は、株価が上がりやすいようです。この現象は「アーニングサプライズ」と呼ばれていて、日本だけでなく、海外でも有名です。
筆者が推奨したいのは、前から「割安だ」と思って監視している銘柄が、決算発表で好決算を出したところで買う!という買い方です。
決算が悪い株は、たとえ株価が安くても「安かろう悪かろう」なので、割安でもさらに株価が下がってしまいやすいです。逆も然りで、決算が良い株でも、株価が高すぎれば高値づかみしてしまいます。
「業績」と「安さ」。この2つをバランス良く確認して買うようにしましょう。
以上のように、利益を出しやすいタイミングは1銘柄につき「年4回」もあるということです。決算発表直後は、うまく立ち回ればスピーディーにお金を増やせるチャンスです。なるべく早くお金を増やしたい方は、このタイミングにぜひ注目してみてください。