自宅で快適な避難生活を送るため、ライフラインを確保
まず第一に、強い家で災害から家族と財産を守り、その次に考えるのは災害後の避難生活のこと。「避難所の状況に詳しい、防災システム研究所の山村所長 によれば、トイレや寝床などの居住空間があまりにも過酷で、避難中に心身の健康を害してしまう人も少なくないそうです。災害にあったとしても避難所へいけば大丈夫……と思いがちですが、自宅で避難生活を送れることが非常に重要であるとわかりました」という中野さん。
家そのものが無事なら、電力や水など暮らしに不可欠なものが確保できれば、そのまま自宅での生活が可能になります。
【電力の確保】
「太陽光発電システムを搭載すれば、非常時でも最大1,500Wまでの電力が使用できます。スマホを充電して使えることで、避難生活の不安も和らぐでしょう。
さらに蓄電池を組み合わせれば、最大4,200Whの電力が使えて、ほとんど普通の暮らしと変わらないレベルに。平常時には、創エネで光熱費の削減に役立ちます」(中野さん)
※停電時に使用できる機器はあらかじめ専用配線に接続しておく必要があります。専用配線は、平常時・停電時ともに定格出力(自立)(JH-42JT2/55JT3の場合は2,000W)まで使えます(上記例の機器はすべて同時に使えるものではありません)。
「電気自動車の蓄電池容量は、家庭用と比べると大容量です。災害時には車に蓄えた電気を家に取り込み、家中どこでも家電を使用できるシステムがあるので安心。太陽光発電と連携 する使い方も可能です」(桜井さん)
【お湯・水の確保】
「災害で断水してしまうと、家でトイレを流すこともままなりません。エネファームやエコワン、エコキュートなど貯湯タンクのある給湯器を設置しておけば、生活雑用水として必要なお湯や水は確保できます。
雨水が貯水できるタンクも頼りになるもので、いざというときの利用はもちろん、平常時には水道代の節約にもつながります」(中野さん) 【暑さ寒さの対策】
「災害は季節を選んでくれません。避難生活で電力が足りずに冷暖房が使えなくても、 高断熱の家なら過ごしやすい環境を守ることができます。住友林業では、高性能な断熱材・構造材・窓の3つを組み合わせた『360゜TRIPLE断熱』で、寒さや暑さにしっかり対策しています。
平常時には、冷暖房効率のアップや光熱費の削減、ヒートショック防止などさまざまなメリットがあります」(桜井さん) 【備蓄品の収納スペース】
「非常時用の備蓄は、家族の人数で3日分程度はほしいところです。パントリーや玄関収納など、日常的に活用できる収納スペースにストックを用意したり、階段下や床下・地下などのデッドスペースを活用した収納の提案をしています」(中野さん)
いつ来るかわからない。だから新築時から備える
災害のない普通の暮らしが続いているときは、まだ大丈夫と思ってしまうもの。備えあれば憂いなしという言葉通り、しっかりと対策しておくことで、大切な生命も財産も守ることができます。「住友林業は、家の強度で直接の災害から守るだけでなく、その先の人々の暮らしも守りたいと考えています。日常では心地よく過ごせる家、いざというときは強靭な自宅で安心して避難生活を送れる家が理想です」(中野さん)
木の優れた特性と先進の技術を活用し、住んでいるだけで防災が実現する住友林業の木の家。家を新築する計画があれば、ぜひ注目してみてください。
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