中古で買うならおすすめのiPhone3選
では、中古で購入する際に筆者がおすすめしたいモデルを3つ選んでみましょう。・iPhone SE(第2世代)
本記事執筆の2023年5月時点で最新のiOSである「iOS 16.4」にアップデートが可能で、最も古い機種は2017年に発売された「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」になります。中でもスタンダードモデルのiPhone 8は、執筆時点で主要中古ショップの価格を見る限り、状態が良いものでも最も安い64GBモデルで1.7~2万円程度と、かなり安く買えることから人気のようです。
ただ今後のOSアップデートを考えるならば、もう少しお金を出して「iPhone SE(第2世代)」を選んだほうがいいでしょう。こちらは執筆時点で、状態の良い64GBモデルで2.5~2.8万円程度とやや高めになりますが、搭載するチップセットがiPhone 8より2つ上の世代となる「A13 Bionic」で、それでいて価格も安いことから、長く使うことを考えるならこちらの機種のほうがおすすめです。
・iPhone SE(第3世代)
より新しくて5Gに対応したモデルが欲しいならば、おすすめなのはやはりコストパフォーマンスが高い「iPhone SE(第3世代)」でしょう。ボディデザインはiPhone 8などと変わらず画面サイズは小さいですが、状態の良いモデルでも64GBモデルであれば4万円程度で購入でき、それでいてチップセットに「iPhone 13」シリーズと同じ「A15 Bionic」を搭載していることから、OSアップデートの面でも安心感があります。
・iPhone XR
Touch ID搭載機ではなく、現在主流のFace ID搭載機を使いたいのであれば、「iPhone XR」が購入しやすいでしょう。チップセットは「A12 Bionic」とiPhone SE(第2世代)より古いですが、画面サイズは6.1インチと、iPhone SE(第2世代)より大きく、またiPhone XRは発売当初あまり人気が高くなかったこともあって、ストレージが128GBのモデルを選んでも状態のよいモデルで3~3.5万円と安く購入できるのがポイントです。 ちなみに5G対応かつFace ID対応機種が欲しいのであれば、「iPhone 12 mini」辺りがターゲットになるでしょう。こちらもiPhone XR同様、発売当時人気が高くなかったモデルということもあって、状態の良いモデルで64GBモデルであれば5万円を切るくらいと、最近のモデルとしては比較的安く購入できます。
「認定整備済製品」にも注目を
「iPhoneを安く買いたいけれど、中古はちょっと……」という人ならば、注目しておきたいのが「認定整備済製品」です。これは初期不良などで返品されたデバイスを再整備して販売するもので、ある意味中古ではあるのですがアップルが品質を保証した“お墨付き”の品であり、新品と同様1年間の製品保証が付いてきますしApple Careに入ることも可能です。従来日本ではiPhoneの認定整備済製品が販売されていなかったのですが、中古の需要が高まっていることを受けてか、2023年に入り日本でも認定整備済製品のiPhoneを取り扱うようになったようです。執筆時点で確認した限りは「iPhone 12 Pro」「iPhone 13 Pro」など比較的高額なモデルのみの販売となっているようですが、今後取り扱う製品が増えることに期待したいところです。