Logicoolのキーボード「MX Keys Mini」レビュー、iPhoneで文章を書くのにおすすめ

筆者はiPhoneでブログを書くことも多く、実はこの記事もiPhoneで執筆しています。iPhoneとキーボードだけを持って、カフェで仕事をするのは、文章に集中できるので好きなんですよね。

そんなときに使っている愛用キーボードが、Logicoolの「MX Keys Mini」。正直、外出先に持っていく薄型のキーボードであればコレ一択だと言い切れるぐらいに素晴らしい逸品です。
 

逆におすすめできないキーボードは……

  逆におすすめできないのは、折りたたみ式のキーボード。携帯性を重視したコンパクトなキーボードは、正直あまり使い心地が良くないので、筆者は使いません。
 

コンパクトが売りの折りたたみキーボードがおすすめできない理由

「外出先でもキーボードを使って仕事をしたい」と考えて、最初に検討するのが折りたたみ式のキーボードでしょう。折りたたみ式のキーボードは確かにコンパクトで持ち運びには適しているのですが、キーボードとしての性能を犠牲にしているケースが多く見受けられます。

例えばキーのサイズや配列。コンパクトにするために、キー1つ1つのサイズが小さく、キーの配列が独自のレイアウトになっているケースが多々あります。

また、安定感にも欠けます。折りたたむためには「折り目」が必要ですが、タイピングをしているとキーボードがぐらぐらと揺れます。これが非常に不快で、ストレスになりがち。

他にも、キーを押しても反応がないことがあったり、Bluetoothの接続が不安定だったりと、快適に使える品質のものには出会えませんでした。

もちろんこれは、筆者の経験からお話しているだけ。もしかしたら世の中には、これらの欠点を克服したキーボードがあるのかもしれません。

しかし筆者は、これらのキーボードを買うのなら、MX Keys Miniを買ったほうが絶対に満足度が高いと言い切れます。
 

「MX Keys Mini」が外での仕事でおすすめな5つの理由

MX Keys Mini は、Logicoolの中でも「MXマスターシリーズ」と呼ばれるラインナップの1つで、クリエイティブな作業に最適な品質のキーボードとなっています。

つまりこれは「フリック入力よりも効率的に文字入力をするための代替機としてのキーボード」ではなく、自宅や仕事場でも活躍できるキーボード。実際に、Macの外付けキーボードとしてMX Keys Miniを好んで使っている人も多くいるぐらいで、それだけ多くのクリエイターに愛されている機種なのです。

それではこのMX Keys Miniが、なぜ外での利用に最適なのか、お話しましょう。

1. 薄型で持ち運び時にじゃまにならない MX Keys Miniは非常に薄くできています。厚さは約21ミリで、カバンの中にスッといれておくことが可能。小さなバッグでも楽に収納できます。

これだけ薄いのに、タイピングしたときの気持ちよさを妥協していない点が、大きな魅力。それについては後述します。

2. バッテリー持ちが良い
バッテリー持ちが良いのも大きな利点の1つ。バックライトをオフにした状態なら、最長5カ月使えます。

バッテリーの充電回数は少ないに越したことありません。それに、これだけ長時間使えるなら、外出先で「バッテリーが切れて使えない！」なんてトラブルも避けられるでしょう。

3. 最大3台まで接続できて切り替えも超スムーズ ワイヤレス接続に対応。マルチデバイスに対応しており、同時に3台まで登録が可能です。ボタン1つでデバイスの切り替え可能。この切り替わりが驚くほど素早くて、ボタンを押して0.5秒ぐらいで切り替わります。

筆者のようにMac、iPad mini、iPhoneを同時に使っているような人には、かなり重宝する機能です。

4. 便利なファンクションキー
スマートフォンやタブレットでの利用を考慮して、最上部のキーには種便利な機能が割り当てられています。ミュート、スクリーンショット、絵文字といった機能をワンタップで使用できる。これが非常に便利で、筆者もよくお世話になっています。

5. タイピングの快適さを一切妥協しないで済む そして何より、このキーボードでタイピングをすると、非常に気持ちが良いのです。先ほどお話ししたとおり、折りたたみ式のキーボードの最大の弱点は、タイピング体験を犠牲にしている点です。

「間に合わせ感」が強く、「外でちょっと仕事をするために、仕方なく使う」という風に思えてしまいました。MX Keys Miniはタイピングが非常に心地よい。「犠牲にする」なんてことはなく、むしろこのタイピングの感触が好きで、あらゆるデバイスで使用している人も少なくありません。

その理由はいくつかあります。

■デザインと素材 まずはデザインと素材。キー1つ1つはつや消し系のマットな質感になっており、指で触れたときの滑らかさが極上です。キー1つ1つが凹んでおり、タイピングしたときに指先がフィット。心地よく包み込まれるような感覚です。

■キーピッチとサイズ キーピッチは約1.9ミリとなっており、MacBook Airのキーボードとほぼ同じサイズ。小さくてコンパクトに見えるかもしれませんが、一般的なキーボードと変わりません。つまり “いつもと同じ感覚” で使えるのです。

■ストロークが深くて気持ちいい キーストロークは約2ミリ。MacBook Airが約1.5ミリなので、MacBook Airよりも深くなっています。ストロークが深いと、それだけキーがグッと沈み、そこから大きく戻ってきますので、キーを押したときのフィードバックを強く感じられます。

これが「タイピングをしている」という実感となり、非常に心地いいタイピング体験となります。

■メタルプレートによる安定感 MX Keys Miniの重量は506.4グラム。ペットボトル一本分と、そこまで軽くはありません。

しかしこれはメタルプレートを採用しているため。これにより、素早いタイピングでもキーボードが動かず、安定して打ち続けることができます。

これらの理由により、小さく薄型であるにもかかわらず、非常に快適なキータイピングが実現できているのです。
 

最後に

MX Keys Miniの魅力が少しでも伝わったらうれしい限りです。

価格が約1万6000円と、決して安くはありません。しかし安いキーボードを買って後悔するぐらいなら、絶対に失敗しないキーボードを手に入れたほうが良いと、筆者は断言できます。

ぜひ一度、お近くの家電量販店などで試打してみてください。きっと筆者の言っていることを分かっていただけるかと思います。