亀山早苗の恋愛コラム

「不倫初期」を鋭く見抜く!40代サレ妻たちが語る、不倫夫のよくわかる“2大異変”(2ページ目)

不倫初期の夫は、昔からこうもわかりやすい変化があったのだろうか。話を聞いた40代女性ふたりは、いずれも夫の特徴的な言動で“異変”を感じ取っていた。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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ケース2. 妻に無関心になる

相手の女性と妻を比べたような発言をする夫がいる一方、外に付き合う女性ができると妻に無関心になる夫もいるようだ。

「うちは夫婦仲がよかったんです。ひとり娘がいて、家族3人で週末はいつも一緒にどこかに出かけていました。近くに住む私の母に娘を預かってもらって、夫とふたりでよく最終回の映画にも行ってた。ふたりとも映画が大好きなので。それなのに3年前、『異動になった』と夫が言い出してから、私とふたりで出かけなくなりました」

悔しそうにそう言うのはヒミコさん(40歳)だ。結婚して12年、ひとり娘は10歳になった。当時は小学校に入ったばかりだった。

「娘と3人で出かけることはたまにありましたが、私には急に無関心になったような気がしましたね、当時。うちは共働きで、夫は私の仕事にも興味をもっていたし、比較的業種が近かったのでお互いに情報交換をすることもよくあった。でもそれもしたくないみたいで。夫とは長い付き合いを経て結婚しましたが、それまでそんなことは一度もなかった。だから女性の影を疑いました」

異動になっていくら忙しくなったとしても、夫の変わりようは妙な感じがしたとヒミコさんは振り返る。

「たまたま夫の会社に私の古くからの友人がいたんです。私が尋ねもしないのに、彼女から連絡があって『あなたの旦那さん最近ヘンだよ』と教えてくれた。どうやら社内不倫をしていて、周りにも気づかれ始めている、と。夫が女性関係で職場を追われるような事態になると困りますからね、『娘に恥じなければならないことはしないでね』と言ったんです。夫は眉をピクリと動かしただけだった」

だがそれから数カ月、夫の態度は急に戻った。どうやら不倫は終わったらしい。友人によれば、ヒミコさんの夫は上司から釘を刺されたのではないかという。

「不完全燃焼の恋なら、また燃え上がる可能性はありますが、それは止めようがありませんからね。ただ、今のところは前と同じ生活に戻りました。夫は再び、私にも関心をもっているみたいだし。このまま受け入れるのも癪だなと思ったんですが、今回は見逃そうと決めました」

日頃から夫婦仲に問題がなければ、相手のちょっとした変化もわかるものかもしれない。やはり外に気になる異性が現れてつきあうようになれば、その前とは違う言動があるはず。初期のうちに気づけば食い止められるとは限らないが、気づいているのといないのとでは、のちの対処の仕方が変わってくるのではないだろうか。
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