人間関係

「あんなこと言わなければよかった…」と後悔。1人になってから反省するのをやめたい人の対処法

失礼なことや相手を傷つけるようなことを口走り、1人になってから後悔……。それを繰り返してしまう人は多いものです。「あんなこと言わなければよかった……」と後悔するのをやめたい人の対処法を紹介します。

ひかり

執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

1人になってから「あんなこと言わなければよかった……」と後悔していませんか?

1人になってから「あんなこと言わなければよかった……」と後悔していませんか?

相手に失礼なことを口走ってしまい、人間関係を壊してしまう人は意外といます。そういう人が日頃から気を付けたほうがいいことは、何でしょうか?
 

「思ったことをすぐに口に出す癖」を直す

失礼なことを言ってしまう人というのは、「思ったことをすぐに口に出す癖」がある場合も。例えば、「久々に会った友達の白髪が増えていたら『老けたね』と言ってしまう」などです。子どもは思ったことをすぐに口に出してしまう傾向がありますが、大人になってもそういう癖を持っている人は、いい加減直さないと、自分が損します。

たとえ悪意はなくても「人を傷つけてしまう言葉」はあります。例えば、「痩せたね」という言葉も、ダイエットをしている人にはうれしいでしょうが、病気をしている人には傷つける言葉になってしまうことも。

そのジャッジができるようになるには、やはり「相手の立場に立って物事を考えること」、さらに「相手のことをよく理解しようとすること」が大事です。

それらができるようになったら、相手が「言ってもらいたくないこと」だけでなく、逆に「言ってもらいたいこと」も分かるようになってくるでしょう。
 

怒りの感情が湧いたら、深呼吸

仲違いから、相手を傷つけるようなことを言ってしまう人は、怒りの感情に振り回されやすいのかもしれません。そういう人は、カッと頭に血が上ってしまい、とにかく相手に負けたくなくて、ひどいことを口走ってしまうのです。

怒りの感情が湧くたびに失言しているようでは、周りに人がいなくなってしまいます。大人になったら、感情をコントロールできるようにならなければいけません。

怒りの感情が湧いたときは、文句を口にする前に「7秒待つといい」といわれています。そうすると、怒りが少し鎮まるからです。頭にきたら、すぐにひどいことを口に出す癖を持っている人は、自らの意志で、その悪癖を直そうと思うことが大切です。そうしないと、どんどん自分の立場を悪くすることになるでしょう。
 

勝ち負けにこだわらず、相手と同じ土俵に乗らないという心がけを

相手にひどいことを言ってしまう人は、「勝ち負け」にこだわっているところがあります。だから、相手に負けじと、心にもない残念なことを口走ってしまうのです。

“負けたくないくらい残念な相手”であるなら、むしろ「同じ土俵に乗らない」ことが最も有効である、ということを知っておきましょう。これは、相手と同じレベルの状態から抜け出して、精神的な部分で上にいく方法といえます。大人が小学生相手に本気でけんかをしないのと同じです。

特に、相手も感情的にものを言うタイプで、「売り言葉に買い言葉」でけんかがエスカレートしてしまいそうなときは、取り返しのつかない状況になる前に、ひとまずその場から離れるようにしたほうがいいでしょう。
 

視野を広げ、『北風と太陽』の“太陽”になろう

怒りに任せてすぐにひどいことを口にしてしまう人は「視野が狭い」ともいえます。そういう人は、目先のことしか見えていないのです。

ある程度大人になったら、視野を広く持つことが大切です。そして、「自分はその物事をどういう結果にもっていきたいのか」を冷静に考える必要があります。それが十分にできていれば「感情的になって文句を言う」という選択はしなくなるでしょう。

自分の思い通りに物事を進めたければ、怒りに任せた言葉を吐くよりも、むしろ相手を労ったり、優しい言葉をかけたりしたほうが、自分の望む未来につながることもあります。童話『北風と太陽』のように、旅人の服を脱がせたければ、北風のように力任せに服を脱がせようとするよりも、太陽のようにポカポカと暖めて、旅人自らが「服を脱ぎたい」と思わせるようにしたほうがいい場合もあるのです。

相手とずっといい関係を築きたいと思うのであれば、言葉は少し慎重に選びましょう。「この人なら、何を言っても大丈夫」なんて甘えていると、たとえ家族であっても、距離を空けられてしまいます。

また、すぐに「相手が悪い」という結論を出してしまう人は、思考が短絡的である可能性も。「視野の広さ」によって、見えるものは随分変わります。相手の背景まで想像することができれば、「それなら仕方ないよね」と理解を示せる場合もあるのです。

一方的に「相手に非がある」と思っているうちは、「物事の全体」が見えていないのかもしれませんよ。
 

自分を客観視して、感情をコントロールしよう

これも「視野が狭い」ことにつながりますが、感情的になってしまった自分に対し、時間がたってから後悔するのは、日頃から自分を客観視できていない証拠です。

自分を高いところから見られるようになってくると、たとえ怒りの感情が湧いてきても、「そんな“怒りをぶつける自分”では格好悪いし、損をする」というのが理解できるので、意図して感情を抑えられるようになります。つまり、自分を客観視できる人ほど、感情をコントロールできるようになるのです。

広い視野を持って、「今、どういう行動をすべきなのか」「どうしたら、自分のことを誇らしいと思えるのか」まで、考えられるようになったほうがいいでしょう。
 

自己嫌悪してしまうような結果にしないように

自己嫌悪こそ、最も自分を苦しめます。他の人に何か言われても、その言葉を受け取らなければいいだけですが、自分自身に抱いてしまう残念な思いは、ダイレクトに打撃を受けるものです。

口にしてしまった言葉を取り消すことはできません。1人になってから後悔したり、自分を嫌いになったりするようなことは、初めからしないように心がけたいものですね。
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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