さて、こうして今オーディオデバイスを利用している人の中で、iPhoneの「ヘッドフォン通知」機能をオンにしている人は、はたしてどれぐらいいるのでしょうか。願わくば、すべての人たちがもれなく設定をオンにしていてくれたらと思います。
「ヘッドフォン通知」機能とは、あなたの耳の健康を守るための機能。ある一定以上の音量で音がなったときに警告をしてくれる、非常に重要な機能なのです。
iPhoneの「ヘッドフォン通知」機能とは
当たり前の話ではありますが、大きな音を一定時間浴びつづけるのは、聴覚に悪影響を及ぼします。環境的な要因であれば致し方ない部分もあるかもしれません。しかしイヤホンやヘッドホンなどは、ユーザー自身がコントロールできるもの。耳の健康は、ぜひ自身で守っていきたいものです。iPhoneの「ヘッドフォン通知」機能は、そんなあなたの耳の健康を守る機能。聴覚に影響を与えるほど長い間ヘッドホンで大きな音を聞いた場合に、通知を送信してくれます。
具体的には、推奨される7日間の限度を超えると、iPhoneから通知が送信され、音量が下げられます。
ヘッドフォン通知機能をオンにする方法
「ヘッドフォン通知機能」は、「ヘルスケアアプリ」から設定します。1.
「ヘルスケア」アプリを立ち上げたら、下のメニューから「ブラウズ」を選択。表示された項目から「聴覚」をタップして、次の画面で「ヘッドフォン通知」を選択します。
2.
続けて「ヘッドフォン通知」の項目をタップ。最後の画面でボタンを「オン」にすれば完了です。
耳の健康を守るその他の設定
「ヘッドフォン通知」以外にも、iPhoneであなたの聴覚を守るための設定があります。まずは「大きな音を抑える」機能。これを使えば、iPhoneがヘッドフォンオーディオを分析して、設定したデシベル以上の音を低減してくれます。
1.
「設定」アプリを開き、「サウンドと触覚」→「ヘッドフォンの安全性」と進み、「大きな音を抑える」をオンにします。そして目盛りを調整します。
2.
もう1つが「現在の音量が安全レベルかどうか」を判断してくれる機能。「設定」アプリから「コントロールセンター」をタップし、「聴覚」の項目をアクティブにします。
3.
これで準備OK。音楽を聴いているときにコントロールセンターを開くと、聴覚のアイコンが現在の音量レベルを知らせてくれます。
・オレンジ以上の警戒色になったら注意
グリーンであれば問題ありませんが、オレンジ以上の警戒色になったら音量を下げるようにしましょう。