Q:金利0.3%の定期預金に1年間、500万円を預けたら利息はいくら?
「定期預金に500万円を預けたいと思っております。金利は1年で0.3%のところです。1年後に、いくら受け取れますでしょうか?」(Sさん・40歳)500万円を金利0.3%の定期預金に預けたら、1年でどのぐらいの利息がもらえる?
A:税引き前の利息は1万5000円、税引き後は約1万1953円受け取れます
今回は、金利0.3%の定期預金に、500万円を1年間預けたときの利息について解説します。定期預金に預けた利息には、20.315%の税金(所得税+所得税の額の2.1%相当額(復興特別所得税として令和19年12月31日まで))が引かれます。把握しておきましょう。
では、500万円を金利0.3%で1年間預けた場合に、実際に受け取れる金利を計算してみると以下のようになります。
税引き前受取利息=500万円×0.3%(0.003)=1万5000円
税引き後受取利息=1万5000円-(1万5000円×20.315%(0.20315))=1万1952.75円≒1万1953円
つまり500万円を金利0.3%で1年間預けて得た利息1万5000円から、所得税等の税金が引かれ、約1万1953円の利息が受け取れるということになります。
なお、定期預金の満期前に途中解約してしまうと、普通預金の金利となり、定期預金の金利よりも低くなってしまいます。満期日が到来するまでの期間は、使う予定のないお金を預けるようにするといいと思います。500万円を定期預金に預けるのであれば、100万円の定期預金を5本に分けてみるのもいいでしょう。もし満期までにお金が必要になった場合は、1本だけ解約することもできますよ。
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監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)