具体的にはどういうことなのか、利用例や使い方を解説します。
ライブリスニング機能とは? 何ができる?
ライブリスニング機能を使えば、自分の周辺の音ではなく、iPhoneの周辺の音声を聞き取ることができます。例えば、iPhoneを子どもの寝室に置き、自分はリビングにいたとします。普通なら子どもの小さな泣き声に気づけなくても、ライブリスニング機能を使えば気づくことができる、というわけです。
知っておくと、意外な場面で活躍するかもしれません。
ライブリスニング機能に対応しているイヤホン、ヘッドホン
ライブリスニング機能に対応している機種は以下の通り。「イヤホンなら何でもOK!」というわけではないので注意しましょう。- AirPods
- AirPods Pro
- AirPods Max
- Powerbeats Pro
- Beats Fit Pro
また、iPhoneやiPadのOSのバージョンにも注意が必要。iOS/iPadOS 14.3 以降を搭載しておく必要があります。
上記の要件を満たした上で、各デバイスがBluetoothで接続されていることが条件となります。
ライブリスニング機能の使い方
それでは実際にライブリスニング機能を使うための手順を紹介します。- 設定アプリを開き、「コントロールセンター」を選択
- 「聴覚」を追加
- コントロールセンターを開き、「聴覚」ボタンをタップ
- 「ライブリスニング」のアイコンをタップ
ライブリスニング機能が活躍する場面
ライブリスニング機能は、遠距離の音を拾うことができる便利な機能です。日常生活の中でも非常に有効に使えそうなので、いくつかシーンを考えてみました。1. 料理中にリビングの音を聞く
キッチンで料理をしていると、換気扇の音がうるさくてほかの音がほとんど聞こえないってこと、ありますよね。
そういうとき、iPhoneをリビングに置いておけば、ニュースから流れる明日の天気も聞き逃しませんし、子どもが話しかけたことにも気づくことができます。
2. 赤ちゃんの夜泣きに気づける
娘が小さかった頃、寝室で寝かしている娘の泣き声に気づけなかった。そんな経験は少なからずあります。
寝かしつけが終わった娘の横にiPhoneを置いておけば、自分が別室にいたとしても、赤ちゃんが起きたこと、泣いていることにも気がつけます。
3. 別室で行われている会話を聞く
以前仕事で、Webサイトのユーザーテストを実施したことがありました。テストユーザーの人が緊張しないように、私は別室にてテストの様子をモニターで観察していました。
ライブリスニングを使えば、自分が別室にいたとしても、テストの内容をヒアリングできます。iPhoneをレシーバーのように活用できるわけです。