鉄道/駅、鉄道グッズ

風変わりな駅、大集合 東日本編(2ページ目)

変わった形の駅舎の駅をはじめ、図書館のある駅、郵便局に間借りしている駅、ギャラリーのある駅、下り列車しか停まらない駅、お寺の鐘のある駅など東日本にあるユニークな駅を紹介する。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

切手は売るが切符は売らない郵便駅? 日高幌別(北海道)

日高幌別駅
なかなかに洒落た日高幌別駅
看板
看板は上が郵便局、下が駅だ
日高本線の列車
日高幌別に到着した列車
駅舎と思われる建物の看板には「西幌別簡易郵便局」の文字の下に「日高幌別駅」とある。三角形の形をした屋根に覆われた扉のドアの上には馬の頭の飾りがあって、さすがサラブレッドの故郷日高である。

係員が平日の朝から夕方までいるが、郵便局員で、切手は売るものの切符は売らない。駅そのものは無人駅なのだ。郵便局がメインで、駅は間借りしている感じだ。それでも、待合室や食堂があるので、列車を待っている間、ひもじい思いをしなくてすみそうだ。

JR日高本線普通列車で苫小牧から約3時間、直通列車は1日5本。

オホーツクを望みながら味わうビーフシチュー、北浜駅

駅舎
一見淋しげな駅舎。裏にはオホーツク海が広がる
壁の切符や名刺
北浜駅の駅舎内の壁には旅人たちが残していった切符や名刺が所狭しと貼られていた
今や列車からオホーツク海が望めるのは、JR釧網本線の網走・知床斜里間だけになってしまった。その中でも、一番オホーツクに近いところに位置する駅が、北浜だ。

古びた駅舎の待合室の壁には、所狭しと旅人たちが残していった思い出の切符や名刺、伝言を書いたメモなどがぎっしり貼られていて壮観だ。

待合室の片隅にあるドアを開けると、そこはレストラン。ビーフシチューがオススメで中々の美味。夏でも雨が降れば外は寒いが、中は暖かでのんびり過ごせる。駅員はいない無人駅だが、そんな侘しさを忘れさせる駅だ。

網走から普通列車で20分弱。列車は1日に8往復程度。

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