ラムの香りを思いっきり楽しめる「大人のケーキ」
ラム(酒)は華やかで芳醇な香りが特徴で、洋菓子には欠かせない素材のひとつですが、アルコールが苦手な方やお子さんなどの食べられない人もいますし、好き嫌いが分かれる素材でもあります。筆者も現在の仕事をするまでは、苦手な食材のひとつでした(今は好きですが)。
ラム&バニラのクリームがたっぷり!
見た目はモンブランにも似た構成で、ラムシロップをたっぷり染み込ませたビスキュイ生地に、バニラとラム酒、レーズンペーストを合わせたクリームを絞っています。蓋を開けた瞬間から、濃厚なラムの香りが漂い、お酒が苦手な方は香りだけで酔ってしまいそう。
シロップがじゅわっ! 口の中はラムでいっぱい!
フォークを入れると、シロップを吸った生地のじゅわっとした感触。クリームもやわらかく、全体的に水分が多くて儚い口どけです。口に入れたクリームは、濃厚なラムの香りが鼻に抜けたあとに、バニラのほのかな甘い香りを感じます。でも主役はあくまでもラム、です。
洋酒漬けレーズンで、さらに“追い”ラム
中には、ラムレーズンのカスタードクリーム。刻んだ洋酒漬けのレーズンが入っているので、咀嚼すると粒の食感と弾けるようなラムの香りを感じられます。
新感覚の味わいを楽しんで!
ラム風味の洋菓子というと、一般的にはサバランやパウンドケーキ、レーズンサンドなど生地を味わうお菓子が多いですが、今回はクリームが主体のケーキで個性的な味わいでした。かなりターゲットを絞った商品という点でも、挑戦的な一品だなと感じます。
一方で、例えばハーゲンダッツでも「ラムレーズン」のフレーバーが冬季限定から通年販売へと切り替わったように、ラムはファンが増えているフレーバーのひとつでもあります。さらにバニラは、2023年のスイーツのトレンドとして注目されている素材のひとつ。このトレンドを先取りしたような今回のデザート、お酒が苦手でない方は食べてみてくださいね。
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