島田佳奈の恋愛コラム

おばさんLINEは嫌われるけど、冷たすぎるのもダメ?LINEの“ちょうどいい温度感”を考えた

2023年現在、もはや使っていない人はいないのではないかというほど、LINEはポピュラーな連絡ツールです。今回は、恋愛や対人関係におけるLINEのちょうどいい温度感&メッセージのコツを教えます。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

恋愛ガイド

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LINEで極端な文章はNG。TPOを考えて、ちょうどいい温度感を探ろう

LINEで極端な文章はNG。TPOを考えて、ちょうどいい温度感を探ろう

2023年現在、もはや使っていない人はいないのではないかというほど、LINEはポピュラーな連絡ツール。家族や友人とのトークであればさほど気を遣う必要もありませんが、相手が恋愛対象となれば話は別。どんな言葉遣いがいいのかとか、スタンプ・絵文字の分量や種類まで考えてしまう人も。

世代により使い方や依存度がこれほど異なるアプリも珍しいもの。若者はトークも会話に近く短めだし、逆にメールに慣れている大人世代は、トークの文面も長くなりがち。

どちらがいいとか悪いとかではなく、使い方のクセも「その人らしさ」だと筆者は考えます。しかし相手に誤解や不快感を与えることは避けたいし、行間から感じ取れる温度感や湿度のような「目に見えないもの」は、相手によっては内容以上のインパクトとなってしまうことも。

どうでもいい相手ならともかく、恋愛関係にある相手からは、できれば好感を持たれたいし、誤解されたり嫌われたりするのだけは避けたいですよね。そこで今回は、LINEのトークから感じる「温度」について、内容以外の切り口から考察してみました。参考にどうぞ。
 

メールとは異なる、LINEならではのTPOを理解しよう

LINEのトークはいわゆる「チャット」に分類されるツールです。オンラインでおしゃべりするように会話を進めるのが基本であり、手紙に充当する「メール」とは別物。若い頃から使っていない大人世代ほど、この2つを混同しているのではないでしょうか。

双方がオンライン状態でなくとも、送信したトークに既読が付くことで相手に伝わったかが分かるのは便利なもの。しかしチャットとは違い、ログインしてトークを読むタイミングは相手に委ねられています。

LINE初心者によく見られるのが「長文LINE」と「深夜の連投LINE」。スクロールが必要なほどの長文が届けば、内容に関わらず、読む側は相手からの「圧」を感じることでしょう。

そもそも長文を送らなければならないほど伝えたいことがあるならば、サクッと「今、電話していい?」と1行送るほうがスマートだし、文章より声のほうが、あなたの温度感が正しく伝わります。

「電話するほどのことじゃない」のであれば、LINEでなくメールで送るとか、言葉を吟味して短めのLINEで送るなど、別の方法を考えるほうがベターです。「深夜だから電話しづらい」のであれば、LINE自体を控えるべき。相手側に通知音が鳴ってしまえば、迷惑なのはLINEも同じ。寝ているところを起こされて、あげくスクロールが必要なほどの長文が届いたら、好きな気持ちも冷めてしまうかも。

「長文でなければいいんでしょ」と1行ごとに連続送信するのは、長文以上に「圧」を与えてしまいかねません。言葉はキャッチボール。話し言葉に置き換えて不自然になりそうなほどの長文は、分割して送っても同じこと。相手のリアクションを待たず、言いたいことを全部吐き出すのは、愛情ではなくただのエゴだと心得て。
 

絵文字とスタンプの黄金バランスをマスターしよう

気軽に絵文字とスタンプを交えることができるのも、LINEならではの特長。メールよりも、文字に体温を込めることができます。

くだけたトークであれば、本文中の名詞(車・犬など)を絵文字にしたり、文末に音符やハート、星などのマークをつけて感情を協調するのもアリ。ただし、その分量は要注意。特に好きな相手に送るLINEだと、浮かれて絵文字を大サービスしてしまう人もいますが、相手があなたと同じ熱量で相思相愛になっていない限り、いわゆる「おじさんLINE」「おばさんLINE」と受け取られかねず、むしろドン引きされてしまいます。

たとえハイテンションなLINEを送るとしても、絵文字の分量は控え目が正解。1行だけのLINEなら1文字、複数行であっても3個までが無難です。

余談ですが、絵文字の入れすぎは頭が悪そうな印象を与えてしまうことも。「絵文字の量は知性と反比例」だと心得ておきましょう。ちなみに、LINEならではのスタンプは、気兼ねのない相手であれば多用してもOK。むしろ、すぐに返信できないときほど文字より簡単に返せるので便利です。

ただし、真面目な話題のときは、たとえ親しい相手だとしても絵文字やスタンプは使わないこと。相手が怒っている場面で謝るとき「ごめんね」スタンプ1つで済ませたら、火に油を注いでしまうかもしれませんのでご注意を。
 

LINEの極意は「『会話』にできるだけ近づける」こと

タイムリーにチャット状態で会話するときだけでなく、相手のレスポンスが遅くても、トークは基本「会話」スタンスで。相手のタイムスケジュール(仕事時間や休憩時間)を把握していない限り、早朝や深夜などを避けるのも電話のマナーと同じです。

好きな相手とは、なるべく話を弾ませたいもの。だけど世の中には電話もLINEも「マメに連絡を取る」ことが苦手な人もいます。何通かラリーをしてみて、相手が即レスしてこないようであれば、相手のペースに合わせたほうがいいでしょう。

好きな人とのコミュニケーションは、LINEばかりではありません。電話やメール、直接会って話すなど、内容によってフレキシブルに使い分けるのが正解です。中でもLINEの位置付けは「ライトな会話(チャット)」ツール。真剣な話や重い話題には向きません。

逆に、LINEが向いているのは「親しくなるプロセス」を気軽に進めること。好きな人に電話番号を訊くよりLINEで繋がるほうがハードルも低く、既読が付くのでメールより容易に会話のキャッチボールができます。

メールのような文体よりも、会話調でラフに伝えるのがLINEの上手な使い方。とはいえ電話とは違い、トークには会話がずっと残ります。うっかり失言しても取り消すことは可能ですが、相手がオンラインなら(既読が付かなくても)通知で読まれてしまうことも。よくも悪くも迂闊(うかつ)な発言は避けるのが、大人の処世術です。
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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