買い物中に子どもが突然いなくなった!?
All Aboutは「子育て中にヒヤッとしたエピソード」についてアンケート調査を実施し、250件以上の回答が寄せられました。その中で、「買い物中に子どもが突然いなくなってヒヤッとしたことがありますか?」という質問に対して、60%以上の人があると回答。 そこで、All About子育てガイドで公認心理師の筆者が、なぜこのようなトラブルが起こるのか、どのように対策をしたらいいのか解説します。スーパーやショッピングモールは子どもにとってパラダイス
子育て中にヒヤッとすることはたくさんありますが、今回のアンケート結果を見ると、「買い物中に子どもが突然いなくなってしまった」というのは多くの家庭が経験していると分かります。
なぜ買い物中に子どもが突然いなくなりやすいのかといえば、スーパーやショッピングモールは子どものパラダイスでもあるからです。
子どもが好きなものに引き寄せられてしまうのは当然
もちろん店舗側も消費者に商品を買ってもらうために見せ方を工夫していますから、そこに子どもの気持ちが引き寄せられてしまうのは当然といえば当然でしょう。
だからといって、万が一のことを考えれば「じゃあしょうがない」と片づけるわけにはいきません。
対策は「家の中」から
では、どのように対策したらいいのか悩むところですが、1つ言えることは、家庭内でできていないことを外で要求するのは難しいということです。
筆者が日々の育児相談で感じているのは、家の中で親の指示が通りにくくなっている場合、外出先ではもっと届きにくくなるということ。「おててつなぐよ」「バギーに乗って」と言っても、イヤ! と反抗されてしまうわけです。
できたら「褒める」もお忘れなく!
そして、約束通りにできたら褒めることで、いいサイクルを作ってほしいと思います。そうすることで、スーパーなどの外出先でも「おててつなぐよ」という約束が守れるようになっていきます。小さい子であっても、日々の生活の中で、親の言うことを聞く経験を積むのはとても大切なので、もしも「家の中では好き放題させてあげたいな」と思っていたら、これを機に見直すことをおすすめします。
イラスト:せるこ(@seruko)
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