寝台の座席利用(ヒルネ)

寝台車は、降りてしまえば、その後で乗ってくる人はいない。終点までは空席のままで、空気を運んでいる状態になることもある。そこで、空いた寝台を座席として利用できるようにしたら有効活用になるのではと考えたのが、「寝台の座席利用」通称「ヒルネ」だ。

現在、ヒルネを認めているのは「あけぼの」「日本海」のB寝台のみで、さすがに豪華寝台や個室寝台では認めていない。

■朝から寝台車を座席として利用できる区間
あけぼの=羽後本荘(6:07発)~青森(9:56着)
日本海=東能代(6:31発)~青森(8:34着)
この区間内であれば、B寝台のみで、立席特急券で乗車可能。席は自由席
・立席特急券=料金は自由席と同額。自由席は列車を指定されないが、立席特急券は列車を指定される。この場合は、「あけぼの」「日本海」限定となる。「立席」とあるが、あいている席なら座ってかまわない。
<例>羽後本荘~青森=1890円

■青森発の列車も特定の駅まで座席として利用可能
あけぼの=青森(18:08発)~羽後本荘(21:44着)
日本海=青森(19:33発)~秋田(22:28着)
B寝台のみで、指定席特急券で乗車可能、座席指定
<例>青森~羽後本荘=2200円

座席車のみの夜行列車

急行「能登」
国鉄型特急車両を用いた急行「能登」。座席車のみだが、「北陸」よりも安いのが利点だった
臨時快速列車「ムーンライト」を中心に若者に人気だ。座席車なので横にはなれないが、寝台券不要で、快速列車なら「18きっぷ」でも乗れるのがメリット。安く遠距離を移動するなら、これが一番だが、体力的にはかなりきつい。ほかに、特急車両を用いた急行「能登」(上野~金沢)がある。

 

今後の課題

寝台車の老朽化も進んでいるので、特にブルートレインの存続は厳しいものとなるかもしれない。料金設定も割高で、夜行バスの隆盛によって厳しい状況が続いている。それでも、魅力たっぷりの列車ばかりなので、できるだけ利用して応援していきたいものである。

<関連サイト>
最後の力走、寝台特急「富士・はやぶさ」
女性も大満足、カップルで楽しむ鉄道旅行
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。