鉄道/寝台・夜行列車

寝台列車(3ページ目)

廃止が相次ぎ残り少なくなった寝台列車だが、旅情たっぷりの魅力的な列車であることは間違いない。機会があれば、ぜひ乗ってみたいが、乗るときの基礎知識をまとめてみよう。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

寝台車の設備

寝台車の寝具
ブルートレインで用意される寝具。毛布、枕、それにJRマークの入った浴衣の3つだ
シーツ、毛布、枕、それに浴衣(JRマーク入り)は用意されているが、ベッドメイキングは自分ですることになる。

列車内に共用トイレ、洗面台が必ずある。洗面台は水とお湯の両方が出る。共用のコップがあるので、うがいができるが、使いたくない人は、自分用のコップを持参したほうがよい。タオルも持参すると便利だ。飲料の自動販売機がある列車もあるが、売店や車内販売は一部の列車の早朝しかないので、乗車前に飲食物を買い込むのが賢明だ。

シャワー室がついている列車は、A寝台を除いて、車掌や食堂車でシャワーカードを購入して使用する。お湯の出る時間は6分と決まっているので、まめに止めながら使うこと。バスタオルが必要な人は持参したほうがよい。

寝台列車のメリット

サンライズ瀬戸
サンライズ・エクスプレスの上り列車は、関西から首都圏への移動にも使える
寝ている間に目的地に着けるので、時間の節約になる。終列車後に出発して、始発列車の到着前に目的地に到達できれば、寝台列車の効果は計り知れない。関西から首都圏へ向かう場合、「サンライズ」に乗れば、始発の新幹線を利用するよりも早く到着できる。

 

寝台車の予約方法

「北陸」のB個室ソロの指定券
寝台券はネット予約ができない。切符のサイズも普通のものより横長だ
JRの「みどりの窓口」や旅行会社でしか予約できない。ネットでの予約はできないが、「ビューカードとれTEL」という電話での指定席予約なら発売日(乗車日の 1カ月前)のさらに1週間前から受け付けてくれる(ビューカードを持っていることが条件である)。

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