「ポモドーロ・テクニック」を実践するのにおすすめのアプリ
これについて「自分は集中力がなくてダメなんだ」と落ち込む必要はありません。人ってそういうものなんです。仕事ができると憧れているあの人が、超人的に集中を続けられているわけではないのです。
重要なのは「ある一定の時間に集中し、その後に少し休憩。休んだらまた集中して、終わったら休む」という、この繰り返しを行うことです。
質の高い集中力を効果的に続けるのに便利な手法「ポモドーロ・テクニック」の簡単な解説と、これを実行するためにおすすめのiPhoneアプリを紹介します。
「ポモドーロ・テクニック」とは
ポモドーロ・テクニックは、質の高い集中力を継続するためのテクニック。集中タイムと休憩タイムを繰り返すことで、集中力をとぎらせることなく、高いパフォーマンスを出し続けることができます。ポモドーロ・テクニックを突き詰めればさまざまなルールやテクニックがありますが、今回は筆者なりの解釈とアレンジを含んだ、基本的な進め方を紹介します。正式なやり方、詳細を知りたい方は、ぜひ書籍も読んでみてください!
これから行う作業のリストを作成する
目の前のことに集中するには、最初に「何をするか」を明確にする必要があります。それは逆に「その他のことには一切目を向けない」と、心を固めることを意味します。「そういえばあの件ってどうなってたっけ」「次にやるべきことはなんだろうか」など、考えることに頭を使ってはいけません。そのためにも、これから自分が行おうとしていることを、リストとしてまとめておきます。
シンプルでOKです。ToDoのリストを作り、「自分がこれをやるんだ(これ以外はやらないのだ)」と決められたら次のステップに進みます。
25分の作業時間と、5分間の休憩を、繰り返す
ポモドーロ・テクニックは、25分の集中時間と、5分間の休憩を交互に行います。そして、4回目の休憩を少し長めに、15~30分の休憩時間を取ります。あとはこれを繰り返します。 ここで大事なのが「タイマー」です。タイマーで25分をセットしたら、以降は、リストに書いた作業しかやってはいけません。基本的なやり方は以上です。とてもシンプルで、誰でも簡単に、そしてすぐに取り入れやすいのが、このテクニックの良いところですね。
ポモドーロ・テクニックの注意点
ポモドーロ・テクニックには、いくつかの注意点があります。原則として、一度スタートしたタイマーを停止できません。割り込みで話しかけられたりしても、断る必要があります。それは25分の集中時間が終わったあとに処理をするべきもの。いちいち心を乱してはいけないのです。
もしどうしても中断しなければならない事態になったら、タイマーを一度止めて、処理します。しかし「行動」するのではなく、リストの中に「あとでやる」とメモするだけ。割り込みを優先してはいけません。
それでも割り込みを優先しなければならないときは、25分のタイマーを中止しなくてはなりません。そして、自分が集中できる時間ができたら、あらためて25分のタイマーをセットし、ポモドーロを開始するのです。
大切なのは、25分に集中すること。そして集中し終わったら、ちゃんと休むこと。これを守れれば、高いパフォーマンスを維持できるでしょう。
ポモドーロ・テクニックを実践するのに便利なiPhoneアプリ
ポモドーロ・テクニックには「タイマー」が欠かせません。もちろんiPhoneの標準アプリ「時計」を使って、25分のタイマーを実行するのでもOKです。ですが、便利な専用アプリもありますので、これを活用するのもおすすめです。たとえば筆者が活用しているのが「集中|勉強・仕事用タイマー」です。
「集中|勉強・仕事用タイマー」は、タイマーアプリの中でも集中と休憩のコントラストが非常に上手に作り込まれているアプリです。無料で使える上に、広告などの邪魔なものが一切ありません。
使い方もシンプルで分かりやすい。集中したい時間をタップするだけ。時間が経過すれば、音や振動でタイマーの終了を知らせてくれます。
「集中|勉強・仕事用タイマー」
使い方もシンプル
・グラフで見える化
自分が実行した「集中タイム」は、実績として蓄積されます。グラフとして、目に見える形で結果が残るので、やる気もでますね。
実績をグラフで可視化
・ピクトグラムのキャラクターが応援してくれる
また、アプリ内ではピクトグラムのキャラクターが、さまざまな形でユーザーを応援してくれます。クスリと笑ってしまうものから、「集中できない……」を解消するお役立ち知識まで、幅広くサポートしてくれますよ。
ピクトグラムのキャラクターが応援
クスリと笑ってしまう内容も
なお、アプリの運営、開発にはお金が必要です。このアプリも、開発者の方の善意で成り立っていますが、協力金をお支払いすることができます。もしアプリが気に入ったら、少額でもいいので課金してみてはいかがでしょうか。
そうすることで、アプリを長く開発、保守できますし、もしかしたらもっと便利な機能や新しいアプリ開発に繋がるかもしれませんから。