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プロが厳選「2022年に買って本当に良かった家電」5選! 長期間試して選んだ“お墨付き”商品とは?

2022年は人流が元に戻りつつありましたが、自宅で過ごす時間の重要性は依然としてコロナ前より高まっているのではないでしょうか。今回は、2022年に買ってよかったもの、長期間試してよかったものをテーマに、おすすめの家電を5つ紹介したいと思います。

安蔵 靖志

執筆者:安蔵 靖志

デジタル・家電ガイド

2020年に発生した新型コロナウイルス禍が3年目を迎えた2022年は、いよいよ“アフターコロナ”に向けて人々の意識が前向きに変化し始めた年だったのではないかと感じます。人流が元に戻りつつある一方で、自宅で過ごす時間の重要性は依然としてコロナ前より高まっているのではないでしょうか。

そこで今回は、2022年に買ってよかったもの、長期間試してよかったものをテーマに、おすすめの家電を5つ紹介したいと思います。
 

<目次>
 

吸引しながら水拭きが可能! パッドを格納してラグも汚さないのが魅力

●アイロボット「ルンバ コンボ j7+」
初代モデル発売から20周年を迎えたロボット掃除機の元祖・アイロボットから、いよいよ「吸引掃除」と「水拭き掃除」が同時に行える「2in1タイプ」のロボット掃除機「ルンバ コンボ j7+」が登場しました。ルンバシリーズはロボット掃除機の元祖ではあるものの、最近は中国メーカーを中心にさまざまなメーカーから2in1タイプが登場しており、2in1タイプとしては後発となります。とはいうものの、後発だからこそ他社にはない魅力的な特徴を備えたモデルに仕上がりました。
 
アイロボット「ルンバコンボ j7+」

アイロボット「ルンバ コンボ j7+」

特に注目したいのが、モップパッドを必要に応じて出したりしまったりする「パッドリフティングシステム」です。

他社のロボット掃除機がフローリングやじゅうたん、ラグなどが混在するフロアを掃除する際には、

  • 吸引&水拭き掃除時はじゅうたんやラグの上に乗らない
  • 吸引&水拭き掃除時にじゅうたんやラグの上に行った際には、モップパッドを5mmほど持ち上げてパッドが触れないようにする

という2つのアプローチでじゅうたんやラグを汚さないようにしています。しかしこの方法では、

  • 吸引&水拭き掃除時はじゅうたん・ラグを吸引掃除することすらできない
  • 毛足の長いじゅうたん・ラグの場合、汚れてしまう可能性がある

という問題点があります。

「ルンバ コンボ」の場合、吸引掃除のみの場合はモップパッドを本体上部に収納し、吸引&水拭き掃除時だけモップパッドを本体下部に格納して水拭きを同時に行う仕組みになっています。この仕組みで、他社のロボット掃除機が抱える問題点を解消しているのです。

ルンバコンボ j7+が水拭き掃除しているところ。ペットの糞やケーブルなどの障害物を検知して避ける機能も備えています

「ルンバ コンボ j7+」が水拭き掃除しているところ。ペットの糞やケーブルなどの障害物を検知して避ける機能も備えています


水拭き掃除の清掃性能については、タンクの水を前方に噴射して掃除する「ブラーバジェット」シリーズの方が、水拭き掃除に特化されているだけあって上ではあります。ですが、日々出てくるホコリをサッと吸引し、足の裏から出る皮脂などをサッと水拭きして清潔に保つという用途であれば、「ルンバ コンボ」でも十分に便利だと感じます。

脱着から洗浄も簡単で、毎日のように使っていてもストレスを感じません。価格的には決して安くないですが、フロアを常に清潔に保ちたいという人にはかなり魅力的なモデルだと思います。

 
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最大1.5Lと大量のお茶を一度で入れられる

●ティファール「テイエール 1.5L」
飲み物を飲みたいと思ったとき、1杯抽出型コーヒーメーカーを使ってコーヒーを飲むことが普段からよくあります。本体にカプセルをセット、ボタンを押すだけで抽出でき、掃除などのメンテナンスも楽なのは魅力的です。しかし、コーヒーではなくお茶を飲みたいと思った場合には、ティーバッグを取り出してお湯を注ぎ、少し待ってから飲むという手間がかかってしまいます。

そこで魅力的に感じたのが、茶こしが付属しており、お茶を煮出すこともできるティファールの「テイエール 1.5L」です。
 
ティファール「テイエール 1.5L」

ティファール「テイエール 1.5L」

茶こしに茶葉をセットして水を入れ、本体の電源をオンにしてから温度調節ボタンを押すと、沸騰、もしくは設定温度までの加熱がスタートします。設定温度に達したら、1~10分まで1分単位で煮出すこともできるので、茶葉の種類やレシピに応じて、好みの温度・時間で抽出できるというわけです。

筆者の場合、お茶専門店「ルピシア」などで購入した茶葉を茶こしにセットして沸騰させ、冷めたら1.5Lのポットに入れて冷やしています。そうすると常においしいアイスティーを飲めるというわけです。

煮出して作る「ローズヒップベリーティー」や「フルーツティー」などのレシピも付属しているので、時間に余裕があるときにはそういったレシピにもチャレンジしてみたいですね。
 

ティファール 電気ケトル 1.5L テイエール BJ813DJP
 

スマホやスマートディスプレイから応対ができるドアホン

●アマゾン「Amazon Ring Video Doorbell 4」
2022年、オートロック付きの集合玄関があるマンションからメゾネットタイプの集合住宅に引っ越しをしたのですが、そこで活躍したのがアマゾンのスマートドアホン「Amazon Ring Video Doorbell 4」でした。

アマゾン「Amazon Ring Doorbell 4」

アマゾン「Amazon Ring Doorbell 4」

「Amazon Ring Video Doorbell 4」はスマホアプリに加えて、アマゾンのスマートディスプレイ「Echo Show」シリーズを子機として応対ができるのが特徴です。センサーが画角内の動き(モーション)を検知すると最大4秒前からの動画を記録してくれるという、ドライブレコーダーのような機能も魅力(2023年4月からは有料)。

現在暮らしている集合住宅では玄関が道に面しているため、そのままでは人や車が通るたびに動作を検知してしまうのですが、スマホアプリから動作を検知してお知らせする「モーション検知ゾーン」を設定できますのでご安心を。宅配便の「置き配」の場所を設定することで荷物が届いたことをお知らせしてくれる機能や、向かいの家の表札や自動車のナンバーなどのプライバシーを保護する「プライバシーマスク」機能なども備えています。

Amazon Ring Doorbell 4のモーション検知エリアとプライバシーマスクの設定画面

Amazon Ring Doorbell 4のモーション検知エリアとプライバシーマスクの設定画面

着脱式のバッテリー駆動で簡単に設置できるほか、JIS規格のスイッチボックスに装着して使用するためのアクセサリーも用意しています。Wi-Fi経由で応対することからタイムラグがあるのが気になるところではあるものの、外出先でも応対できたり、来客をお知らせしてもらったりと、便利に活用できています。

 

スマートディスプレイとしても使えるのが魅力のスマートテレビ端末

●アマゾン「Fire TV Cube」
アマゾンは「Amazon Prime Video」や「Netflix」などの動画配信サービス、動画共有サービス「YouTube」などを楽しめるスマートテレビ端末の「Fire TV」シリーズを展開していますが、キューブ型モデル「Fire TV Cube」の第3世代モデルが登場しました。これがなかなか魅力的に仕上がっています。

アマゾン「Fire TV Cube」

アマゾン「Fire TV Cube」

スマートテレビというと「Android TV」や「Google TV」を内蔵する薄型テレビがかなり普及してきていますが、それ以前の薄型テレビやパソコン用ディスプレイなども含めて「スマートテレビ化」できるのが「Fire TV Cube」の魅力です。

筆者は5年前に発売されたソニーのAndroid TV搭載スマートテレビを使っているのですが、処理能力が決して高くないため、リモコンで上下左右に操作した場合に動きが追従してくれない場合があります。対して「Fire TV Cube」は動作がかなり速く、使っていてまったくストレスを感じません。スマートテレビ機能を搭載していないテレビを持っている人はもちろんのこと、古いスマートテレビをお持ちの方にも使いやすく仕上がっています。

リモコンにある水色のAlexaボタンを押しながら話すと音声でのコンテンツ検索や操作ができるのですが、「Fire TV Cube」は同社のスマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズやスマートディスプレイ「Echo Show」シリーズと同様、「アレクサ」と呼びかけるだけでもハンズフリー操作ができるのも大きな魅力といえます。

また、Amazon Alexaシリーズでスマートホーム機器の管理やドアホン・セキュリティカメラ「Amazon Ring」シリーズとの連携を行っている場合、「アレクサ、スマートホームダッシュボードを開いて」と呼びかけるだけでスマートホーム機器の一覧や操作も行えます。

手軽に薄型テレビの音をパワーアップできるサウンドバー

●JBL「BAR 5.0 MultiBeam」
自宅でテレビを視聴する際に活躍しているのが、2022年に新たに購入したJBLのホームシアタースピーカー「BAR 5.0 MultiBeam」です。

JBL「BAR 5.0 MultiBeam」

JBL「BAR 5.0 MultiBeam」

「BAR 5.0 MultiBeam」は、細長い本体に複数のスピーカーを内蔵する「サウンドバー」と呼ばれるタイプのスピーカーです。ホームシアタースピーカーには、左右のスピーカーに加えてセンタースピーカーやリアスピーカー、「サブウーファー」と呼ばれる重低音専用スピーカーなどを組み合わせる本格的なタイプもあります。もちろんそういった本格的なタイプの方が音質が良いことは多いのですが、場所を取ることや、集合住宅の場合は騒音の問題などもあることから、筆者はサウンドバーを選びました。

「BAR 5.0 MultiBeam」の魅力は価格とサイズ感、音質のバランスの良さです。「80×48mm レーストラック スピーカードライバー」5基に加えて、75mm径のパッシブラジエーターを4基搭載しており、最新のサラウンドフォーマット「Dolby Atmos」にも対応しています。Androidスマホなどで利用できる「Chromecast built-in」、アップルの「iPhone」シリーズなどで利用できる「AirPlay2」、アマゾンのスマートスピーカー・スマートディスプレイなどと一緒に利用できる「Alexa Multi-Room Music (MRM) 」による音楽ストリーミング機能を搭載しているほか
、Bluetoothでスマホの音楽を楽しむこともできます。

薄型テレビのほとんどは内蔵スピーカーの音質が今ひとつなので、サウンドバーを導入すると、映画や音楽番組はもちろん、ニュースやバラエティ番組でもその違いをはっきりと感じられます。筆者は2代目のサウンドバー導入だったのですが、「Dolby Atmos」に対応したことで「Netflix」や「Amazon Prime Video」などの動画コンテンツをさらに没入感たっぷりに楽しめるようになりました。テレビを見るたびに感じるので、満足度はかなり高いですね。
 

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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