今やSNSで見かけない日はないと言っていいほど「コスパがいい」と人気の両店ですが、いったいどちらの商品がお得で使いやすいのでしょう。今回は、「ダイソー」と「無印良品」から発売されている、用途が同じ“似たモノ商品”の価格と使い勝手を比較します。
※なお本記事で紹介している価格は、2022年12月時点の税込価格です。
「アルカリ電解水クリーナー」の汚れ落ちに差はなし。機能面を重視するかどうか
油汚れや食べこぼし、手垢、皮脂汚れなどの酸性汚れの掃除に活躍する「アルカリ電解水クリーナー」。ダイソーの「アルカリ電解水クリーナー 落ち落ちV」は280mL・110円。無印良品の「アルカリ電解水クリーナー」は400mL・490円で購入することができます。1mL当たりの価格は、ダイソーよりも無印良品のほうが3倍ほど高くなります。しかし、無印良品のアルカリ電解水クリーナーのスプレーボトルは、逆さにしても噴射ができる「逆さ噴射可能トリガー」なので、ストレスなく掃除ができます。
汚れ落ちに関しては価格の差ほどは違いを感じません。用途に応じて選ぶと良いでしょう。両社とも詰替え用があり、ダイソーは500mL・110円。無印良品は約350mLで290円、お得な6個セットは1650円(1個当たり275円)です。
「ポイントブラシ」が便利なのはダイソー、耐久性で選ぶなら無印良品
水筒のフタやお弁当箱の隅、そして排水口の縁の掃除など、細かい部分をキレイにしてくれるポイントブラシ。ダイソーの「ポイントブラシ(細いすきま用)」は3本で110円、無印良品の「隙間掃除シリーズ ポイントブラシ」は1本90円で、1本当たりの価格はダイソーの方がお手頃です。ダイソーの「ポイントブラシ(細いすきま用)」は反対側にヘラが付いていて、硬い汚れを落とす時や、水筒のフタのパッキンを外す時などにも使えます。しかし、ブラシ部分の耐久性は、無印良品の方がしっかりしているように感じます。
トイレ掃除用のシートは、ダイソーの方が厚みがあって破れづらい
トイレに流せるタイプのトイレ掃除用のウェットシートは、汚れやすいトイレを清潔に保つ必需品です。ダイソーの「流せるトイレクリーナー(厚手、落ち落ちV)」は16✕25cmサイズが30枚入って110円、無印良品の「流せるトイレ掃除シート」はダイソーと同サイズのものが20枚入って99円と、またしても1枚当たりの価格はダイソーの方がお得です。筆者の個人的な使用感も、ダイソーの方が厚みがあって破れづらい。1パック当たりの枚数が増量になっていることもあるので、よりお得に買える場合もあります。
ボトル用スポンジは無印良品の方がエコで長持ち
水筒や携帯マグなどを洗うのに便利な柄の長いスポンジ。ダイソーでは同用途の商品がいくつか販売されています。その中でも筆者が使いやすいと思うのが、「伸縮自在コップ・ボトル洗い」(110円)。商品名の通り、柄の部分の長さを変えることができるので、水筒のような深さのあるものも、コップのような浅いものも、これ1つで対応できます。無印良品の「柄つきスポンジ」は690円とスポンジにしてはややお高めですが、先端のスポンジ部分を1個120円の「ウレタンフォーム スポンジ・ハード」に付け替えることができます。
この2商品のスポンジを比較すると、無印良品の「柄つきスポンジ」や「ウレタンフォーム スポンジ・ハード」の方が長持ちするように感じます。また「柄つきスポンジ」は、スポンジ部分を交換すれば長く使えるので、環境に配慮できる点も魅力です。
おたまは無印良品の方が大きめ。素材やサイズの好みで選んで!
鍋を傷付けないシリコンやナイロン素材のおたま。ダイソーの「シリコーンお玉」は220円、無印良品の「ナイロン レードル」は390円で、柄の長さとおたま部分はどちらもダイソーの方が小さめの作りです。どちらのおたまも具材をすくいやすいのですが、ダイソーの「シリコーンお玉」は先端が浮く構造になっているので直置きにならない点がおすすめです。無印良品の「ナイロン レードル」にもカーブがついていて、置いたときに接するのはおたまの本当に一部だけ。素材やおたまの大きさの好みで選ぶと良いでしょう。
今回は、筆者の個人的な感想で、「ダイソー」と「無印良品」の“似たモノ商品”を比較してみました。どちらがお得で使いやすいと感じるのかは、個人の感覚によるところもあるでしょう。ぜひ自分にとってのベストな商品を見つけてくださいね。