「コンビニはドラッグストアより高い」はホント?
コンビニはドラッグストアよりも商品価格が高いというイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。特に「日用品はスーパーやドラッグストアで購入するようにしている」という声をよく耳にします。 しかし、コンビニエンスストア大手のファミリーマートが、「安さへのこだわり 挑戦価格」として、一部日用品の価格を見直し、お手ごろ価格で販売することを発表。スーパーやドラッグストアに対抗することを目指し、2022年10月31日から全国約1万6600店舗で価格改定を行いました。今回は、そんなファミリーマートの「安さへのこだわり 挑戦価格」対象商品を数点ピックアップし、ドラッグストア大手のマツモトキヨシの価格と比較します。
※記事に記載したファミリーマートの商品価格は「安さへのこだわり 挑戦価格」としてプレスリリースで公表されているもの、マツモトキヨシの商品価格は2022年12月10日時点のものです。店舗により商品価格が異なる場合があります。
「エリエール1.5倍ダブル8ロール」は同じ価格
通常のトイレットペーパーよりも1.5倍長く、入れ替えの手間が省けて嬉しい「エリエール1.5倍ダブル8ロール」。ファミリーマートの「安さへのこだわり 挑戦価格」では、428円(税込470円)で販売されています。同商品はマツモトキヨシでも428円(税込470円)、ファミリーマートと同じお値段でした。「シュミテクト 歯周病ケア」はファミマが110円安い
知覚過敏と歯周病をダブルで防ぐ薬用ハミガキ「シュミテクト 歯周病ケア 90g」。ファミリーマートの「安さへのこだわり 挑戦価格」では、498円(税込547円)、マツモトキヨシでは598円(税込657円)で、ファミリーマートのほうが110円安い価格で販売されていました。これはファミリーマートの方が断然お得ですね。「システマハブラシ」はファミマが11円安い
薄型ヘッドと超極細毛で歯周病プラークごとかき出せるハブラシ「システマハブラシ」。ファミリーマートの「安さへのこだわり 挑戦価格」では、「システマハブラシ レギュラー4列 ふつう」「システマハブラシ コンパクト4列 ふつう」ともに各188円(税込 各206円)となっています。一方、マツモトキヨシでは各198円(税込217円)で販売されており、ファミリーマートのほうが11円安くなっていました。「エボルタNEO」はファミマが25円安い
パナソニック史上、最も長持ちするという乾電池「エボルタNEO」。ファミリーマートの「安さへのこだわり 挑戦価格」では、単3形4本パック・単4形4本パックが各635円(税込 各698円)となっています。同じ商品がマツモトキヨシでは658円(税込723円)で売られており、ファミリーマートのほうが25円お得です。「アタック抗菌EX」はマツキヨが100g当たり約3円安い
見えない菌のエサまで根本洗浄してくれる洗濯用洗剤「アタック抗菌EX」。ファミリーマートの「安さへのこだわり 挑戦価格」の対象となっている「アタック抗菌EX超特大 1500g」は453円(税込498円)。しかし筆者が行ったマツモトキヨシの店舗には同商品の1500gサイズは売られておらず、1800gが498円(税込547円)、1000gが298円(税込327円)となっていました。
100g当たりの税込価格で比較すると以下の通りで、マツモトキヨシがやや安いという結果です。
・マツキヨ1800g:100g当たり30.39円
・マツキヨ1000g:100g当たり32.70円
・ファミマ1500g:100g当たり33.20円
ファミリーマートが実施している「安さへのこだわり 挑戦価格」の対象商品の一部をマツモトキヨシの同商品と比べたところ、「コンビニは高い」は必ずしも正解ではないということが分かりました。高いものもあれば安いものもある、と言えるでしょう。
節約の視点で筆者がおすすめしたいのは、自社ブランドのPB商品。ファミリーマートもマツモトキヨシも質がいい商品をお手ごろで販売しています。それらも上手に利用しながら、物価高を乗り越えたいですね。