車種や行先のヴァラエティ豊かなJR東日本の新幹線
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JR東日本の新幹線は多方面へのルートがあり、車種も多く賑やかだ |
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普段は「はやて」と連結されて大宮へ到着する「こまち」がダイヤの混乱で珍しく単独運転で大宮に到着した珍しいスナップ |
東京・博多の一本道である東海道・山陽新幹線に対し、JR東日本の新幹線は、
東北・
上越・
長野の各新幹線の他、在来線の線路幅を広げて新幹線車両が直通運転できるようにした
山形・
秋田のミニ新幹線と5方面のルートがあり賑やかだ。東京・上野・大宮の各駅から自由席に乗るときは、適当な列車に乗ってしまうと、とんだ方向へ行ってしまうことにもなりかねないので注意が必要だ。
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「やまびこ」「はやて」と「こまち」「つばさ」は、このように流線型車体の鼻を突き合わせてつながっているので、通り抜けはできない |
車種も多い上に、山形新幹線「つばさ」と秋田新幹線「こまち」は、「はやて」「やまびこ」といった別の種類の車両と併結運転されるのが特色だ。この場合は相方の列車との通り抜けはできないので注意。慌てて別の列車に乗ってしまうと指定された座席にたどり着けないことになる。
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2階建て新幹線MAX。これは上越新幹線でのみ使用されるMAXのE1系だ |
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ポケモン・キャラクターがペイントされたMAX |
二階建てで異彩を放っているのがMAXだ。色の違う二種類のMAXがあり、先頭車の形状がノーマルなスタイルでピンク帯の車両(E1系)は上越新幹線でのみ使用されるが、異様なスタイルで黄色帯の車両(E4系)は東北・上越両方を走っている。ともに自由席の二階はすべて3人掛けでいかにも窮屈だ。
それを補って余りあるのが、眺望の良さだろう。通常の車両なら車窓の妨げとなるフェンスも、2階席からなら気にならない。関東平野の広々した眺めは、見ていて爽快だ。
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スキーシーズンのみ営業のガーラ湯沢駅の駅舎。スキー場施設や温泉もあるリゾート施設と併用の駅舎だ |
スキー場と直結したガーラ湯沢駅は期間限定の臨時駅で、新幹線の盲腸線的存在だが、法規上は在来線なのが不思議だ。
JR東日本の各新幹線は、土日きっぷ、三連休パスなどでも利用できる。いずれも指定席が予約でき、使い勝手がいいので、在来線との組み合わせで変化に富んだ鉄道旅行が楽しめる。なお、「はやて」「こまち」は全席指定席なので注意が必要だ。