All Aboutマネーガイドでもある仲良しFP(ファイナンシャルプランナー)5人が、女子旅をしてきました。FPならではの観点で、お得で楽しい旅情報をリレー形式でお届けします。第2弾は、50代仲良し旅おススメの交通費を抑える技をご紹介します。
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ヒント1:「交通+宿泊」のセットプランが安くてお得
少人数の気ままな旅で使い勝手がいいのが、「飛行機+宿泊」や「新幹線+宿泊」のセットプラン。ANAやJAL、JRや大手の旅行会社から、「ダイナミックパッケージ」や「出張パック」などの名前で販売されています。実は私、もともと旅が大好きで最初に就いた仕事は、旅行会社の営業職。そして長いことFPをやっていますから、旅のコスパにはかなりうるさいのです。ふだんフラリと出かけるひとり旅や少人数旅行は、主にこうしたパッケージを使っています。
1人から利用が可能で、航空券や新幹線の便も、かなり幅広い時間帯から選択できるので気に入っています。時間の自由度がかなり高いことにくわえて、交通と宿泊をそれぞれ別にとるよりも、料金をぐんと抑えられるのがいいところ。利用者の間では、「通常の新幹線や飛行機の往復料金で、ホテル込みで予約ができる」という声がよく聞かれます。
ただし、「交通+宿泊」の難点は、同一行程での移動・宿泊が前提となるところ。「5人で同じ温泉旅館に泊まりたい」という場合、全員一緒の移動であれば予約できますが、複数の場所から出発して現地集合の場合には、残念ながら利用できません。
ヒント2:出発地が異なるなら「早割」も選択肢に
今回のFP5人旅では、日本の各地から飛行機で現地集合をするということで、航空券の「早割」利用が候補に挙がりました。各自で航空券を予約して、決済まで行います。別々に予約しても、同じ便に乗る仲間がいる場合には、予約後に飛行機の座席指定を前後左右で確保すれば、飛行機から一緒の旅を楽しめます。ヒント3:レンタカーの予約方法も一工夫
50代仲良し旅で時間効率を考えるなら、空港からのレンタカー移動がおススメ。レンタカーなら重い荷物を持ち歩かずにすみますし、駅やバス停から離れた絶景ポイントにも行きやすいからです。「交通+宿泊」のパッケージを利用する場合には、パッケージにレンタカーもセットで申し込むと、レンタカー料金が安くすむことがよくあります。レンタカー単体で申し込むよりも、1万円以上安くなったこともあります。
運転できる人が複数人いるのなら、「レンタカーは高い」と思い込まずに、レンタカーのセットプランを探してみることをおススメします。人数によっては、公共交通機関に乗るよりもずっとお得に旅行できる可能性もあります。
FP5人の仲良し旅の移動手段
参考までに、私たち仲良しFP5人旅の交通費についてご紹介しましょう。東京3名、兵庫1名、宮崎1名と出発地がばらばらの5人組で、四国へ旅行に行くことに。そこで今回は「交通+宿泊」のパッケージは選択肢から除外し、各自で航空券を予約するという方法になりました。時間を合わせて約束をした便を必ず確保したいので、旅程を決めたタイミングで「早割」航空券での座席の確保が第一候補となりました。ただし、早割航空券は予約変更ができません。変更が必要な場合には、一度キャンセル料を支払ってキャンセルをしてから、別の航空券をとり直すことになります。キャンセルや予約変更のリスクをとっても早割で予約をする人もいれば、貯まっているマイレージを利用して予約変更可能な通常航空券にするなど、この辺りの手配は各自が決めました。
現地での移動は、高知から松山へ移動するルートで、途中、自然豊かな山間での屋外アクティビティも予定していたため、行動の自由がとりやすいレンタカー移動に決めました。
最初のうちは、レンタカーの価格比較サイトなどで調べましたが、比較サイトに出てくるのは5人乗りのコンパクトカーばかり。今回は5人でそれぞれ荷物が多いこと、旅の移動時間が長いため車内ではゆったりすごしたいということで、「7人乗りワゴン車」にターゲットを絞り、再度検索をかけることにしました。
7人乗りワゴン車をレンタルしました
ということで、今回のFP5人旅の移動は、「早割航空券+空港から7人乗りのレンタカー」に決定。それにしても5人全員が、7人乗りワゴン車を運転できるって頼もしすぎますよね。
まとめ
セットプランを狙うこと、早割やレンタカーの利用等、通常よりもお得に移動する方法はあります。皆さんも旅のコスパにこだわって、普段から情報収集してみることをおススメいたします。★第3回『50代の仲良し旅行!宿に安く泊まるテクニック3つ』に続きます