離婚

離婚を決意した女性の心理、2つの兆候…夫に残された最終手段は1つ

「離婚」を決意した妻たちに見られる、2つの「共通の兆候」とは……。妻が離婚を考え、実際に「住み慣れた家を出る」という行動に移すときには共通する女性心理があるのです。いつまでも夫婦関係を円満に維持するためには? 夫婦問題研究家の岡野あつこが解説します。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

<目次>

離婚を決意した女性の心理……妻の行動に見られる2つの兆候

離婚を決意した女性の心理、兆候

離婚を決意した女性の心理、兆候

一般的な夫婦関係の話では、それまで一緒に暮らしてきた妻が離婚を考え、実際に「住み慣れた家を出る」という行動に移すときには共通する「ある兆候」があります。

その前に、まずは家を出たくなるほど夫婦関係が悪化している場合、共通しているのは「夫婦の会話がないこと」です。まだ学生の子どもがいる夫婦なら、最低限、子どもに関する会話くらいはあるものの、そのほかのことはほとんど何も話すべきことがない、というのが特徴です。妻は夫の仕事の話や健康状態に、夫は妻の趣味や交友関係に、それぞれ興味を持てなくなります。そこでパートナー以外の相手に恋心を求め、浮気や不倫に走ってしまうケースも出てくるのです。
 

兆候1. 急に優しくなった

浮気や不倫が原因ではないとしても、妻が離婚を決意した時にあらわれる兆候は2つあります。

ひとつは、「夫に対して急に優しく振る舞うようになる」です。離婚したいほど夫のことを嫌悪している女性ならではの心理として「別れた後、どれだけ自分がいい妻だったかを思い知らせたい」という気持ちがあるようです。つまり、離婚によって夫により大きなダメージを与えたい、ということです。

そこで、離婚を決意した妻は、夫に対して急にかいがいしく手料理をつくってみたり、「いつもおつかれさま。そんなにお仕事頑張って身体は大丈夫?」などと愛情を感じさせるような言葉をかけたりということが、シレッとできるようになるのです。
 

兆候2. お金にシビアになった

もうひとつは、「お金に関してシビアになる」です。離婚後の生活を左右するのは、やっぱりお金。離婚することで財産分与がおこなわれた時、「自分がどれだけお金がもらえるか?」は事前に調べておく必要があります。そこで自宅の値段をリサーチしたり、夫が隠れて貯金しているかをチェックしたりと、現実的な行動に出るようになるのです。夫からの旅行のお誘いやプレゼントのリクエストに応えないようになるのも、「その分のお金を今のうちからコッソリ貯めておこう」と考えるためです。
 

女性は「離婚を決意」したら迷いなし

女性は、迷っている助走期間は長くても、いざ「よし、別れよう!」と決めたら最後、振り返ることなく離婚に向けて準備を進めていくことができるもの。そうなった時点で夫があたふたしても、「時すでに遅し」であることも多いのです。

この段階で、妻の心を取り戻すことができる可能性が残されているとしたら、夫がすべき行動はひとつしかありません。それは「過去のあやまちについて、心をこめて謝罪する」ということです。

自分がやらかした浮気や暴言、子育てへの無関心などについて、夫は「時間がたてば過去のもの」と流すことができますが、妻はいつまでたっても許すことができずにいるものだからです。とくに、あやまちをおかした時点で、きちんと言葉にして謝っていない場合は要注意。女性は「ごめんなさい」「悪かった」という言葉で気持ちを表してくれることに重みを感じる傾向があります。だからこそ、どれだけ時間がたっていても「あの時は本当に申し訳なかった」という心のこもった言葉を伝えることで、関係が修復することもあるのです。

いつまでも夫婦関係を円満に維持するためには、夫も妻も、思いやりと努力のアップデートが時代に関係なく大切だということですね。

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