ＳＬ列車(2ページ目)

賑やかなイベントを楽しみながら阿賀野川の車窓を楽しむ「ばんえつ物語号」

客車の出入り口付近に貼られたロゴ。マーク中央の生き物は沿線に生息する「オコジョ」だ

1999年に運転を開始したＪＲ東日本の磐越西線・新潟～会津若松間を走る「ＳＬばんえつ物語号」は、2009年で満10周年を迎える。ＳＬやまぐち号と同じく貴婦人と呼ばれるスマートなＣ５７形が牽引するが、こちらの機関車は煙突に集煙装置をつけていないので、すっきりした感じでスマートさが際だっている。

サロンカーでは様々なイベントが開催される。この日はエレクトーン演奏会だった

客車は、この列車特有のカラーに塗られているので、ノスタルジックな感じはなく、しゃれたイベント列車風に仕上がっている。7両編成の真ん中の4号車はイベントカーで、エレクトーン演奏会、紙相撲大会など様々なイベントが催される。

阿賀野川に沿った車窓がとりわけ見応えがあり、咲花温泉、狐の嫁入り行列で有名な津川、蔵とラーメンの町喜多方、そして城下町会津若松と、観光地にも事欠かない。4月初旬から11月下旬までの土日祝日を中心に運転される。

＜関連リンク＞
・ＪＲ東日本新潟支社「ＳＬばんえつ物語号」公式サイト