キッチンがきれいな家には共通点がある
食べるものを作る場所だから、いつでもきれいにしておきたいキッチン。しかし、水垢が付いたり、油が跳ねたりと、家の中で一番汚れやすいのもまた、キッチンです。筆者はテレビ番組のロケや雑誌の取材などで、様々なご家庭のキッチンを見てきましたが、きれいな状態を保っている家には、いくつかの共通点がありました。今回はそんな「キッチンがきれいな家」がやっていることをご紹介します。
1. コンロ横の壁にお玉などを掛けない
コンロの横の壁にお玉やフライ返し、菜箸などが吊るされている風景は珍しいものではありませんが、キッチンがきれいな家には掛けられていません。壁にキッチンツールが掛けられていると、簡単には拭き掃除ができないからです。 壁に何も掛かっていなければ、調理後の拭き掃除は数秒で完了します。しかし何かが掛かっていると、掃除しづらいために後回しに。その結果、油汚れが溜まっていってしまいます。油汚れはついてすぐに拭くのが一番ラクなので、コンロ周りには何も置かないようにするのが、キッチンをきれいな状態に保つポイントです。2. ワンアクションで取れる位置にすぐに拭けるアイテムを置く
汚れやすいコンロまわりと、水回り。キッチンがきれいな家には、その2箇所の汚れを落とす布巾やお掃除シートがワンアクションで手に取れる場所に置かれています。汚れやすいコンロ周りと水回りがササッと掃除できるようになっているのです。3. 調味料などパントリーの在庫を把握している
調味料などキッチンに置くものが増えすぎると、収納からあふれてキッチンを雑然とさせてしまいます。キッチンがきれいな家庭は、何がいくつあるのかを把握しているという共通点もあります。家にあるものの量を把握していると、ダブり買いをすることも減り、収納に収まるので散らかりません。4. 鍋やフライパン、保存容器の数を増やさない
ともすると用途別にサイズを変えてそろえたくなる鍋やフライパン、そしてプラスチック製の保存容器。しかし、キッチンがきれいな家の鍋やフライパンの数は少なく、すっきりと収納されています。その他のキッチンツールも少なめです。1つの用途にしか使えない便利グッズの所有が少なく、「兼ねて」使えるアイテムが多いので、全体的に物の量が少なく、外に出しっぱなしになってしまうアイテムが少ないのでしょう。
以上が、キッチンがきれいな家の共通点です。物が少なく、すべて収納されていて、いつでも掃除しやすい状態になっていると、キッチンは汚れづらくなります。自分の家のキッチンが汚れがちだと感じている方は、これらを意識してキッチンの状態を整えてみてくださいね。