お金持ちは、どんな買い物をしている?
「お金持ちになれる買い物の仕方」はあるのでしょうか? 私の富裕層の友人知人の買い物の仕方から学べることがあるかもしれません。富裕層の買い物の仕方を真似してみよう
ファミリータイプの区分マンションの購入者はほぼ実需なので、買ったときより少し利益を乗せても売れるそうなのです。
あるいはトヨタの新型ランドクルーザーを正規発売前に予約商談して購入し、2倍近い金額で売ったという話も聞きました。世界的な人気車だからというだけでなく、半導体不足で納車まで5年前後もかかるため、中古車の価格が上昇しているのです。ほかにもトヨタのアルファードは国内のみならずアジア諸国で人気のため、中古のリセールバリューが高いとのこと。
一般的には3年で半額ほどに落ちますが、仮に買ったときと同じ値段で売れたとしたら、その間はタダ同然で乗れたことになります。納期の長期化や中古車価格の上昇はしばらく続きそうなので、買い替えるときには、下取り時に有利な人気グレードや人気色を選んでおくのもひとつの手です。
ただこれらは富裕層がやっていることで、万人向けとはいえないので、もう少し簡単な方法をご紹介します。
買い物する前に、必ず「比較」をしましょう
「お金持ちになれる買い物の仕方」とは、「同じ効用をより少ない支出で実現する」「同じ支出でより大きな効用を得る」ことだといえます。そのための有効な方法の1つが「比較する」です。
先日、妻が「中古ショップでいいからニンテンドースイッチの新しいゲームソフトを買いたい」と言うので中古ショップに行ったのですが、その場でスマホ検索をしたら、ネットショップの新品のほうが安い。こういうケースは、ゲームソフトに限らず、工業品や量産品ならほぼすべてにあてはまるでしょう。
もっと卑近な例では、マクドナルドのアイスコーヒーMサイズは店頭では150円ですが、アプリによるモバイルオーダーなら100円で買えます。買い物においてネットやオンラインサービスを使える人とそうでない人との間には、大きな差が生まれそうです。
次に「自分の時間とお金のどちらを優先するか」です。
たとえば仕事を多く抱えている状況での出張であれば、集中できる環境を買うため新幹線ではグリーン席に乗ることが合理的になるでしょう。
しかし出張からの帰り道、疲れて仕事をする気力もなく、ビールを飲みながら弁当でも食べて帰ろう、という場合は普通席あるいは自由席でも十分だし、「のぞみ」ではなく値段の安い「こだま」でもいい。
このように、時間のほうが重要な局面もあれば、お金のほうが重要な局面もある。つまり「今の自分の時間価値・お金の価値」は一定ではなく、状況に応じて変化します。
「今の自分の状況を考えたとき、お金を優先すべきか、それとも時間を優先すべきか」という2つの軸で冷静に考える必要があります。
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