旅の準備・お得・便利

大阪難波に「ボードゲームホテル」が登場! 家族や三世代旅行で楽しめる人気の秘密を徹底解剖

宿の楽しみといえば温泉や食事などいろいろありますが、今回紹介する「MIMARU大阪 難波STATION」は、なんとボードゲームがテーマのホテル。楽しみながら仲間や家族と絆が深まる「MIMARU大阪 難波STATION」を徹底解剖します。 

村田 和子

執筆者:村田 和子

旅の準備・お得・便利ガイド

大阪難波に2022年6月、「ボードゲーム」がテーマのユニークなホテル「MIMARU大阪 難波STATION」がオープンしました。

世界130種以上のボードゲームに加え、老若男女が楽しめるホテルオリジナルの体感型ゲームもあり、エキサイティングな滞在が楽しめます。大人数で泊れば1人5000円を切るなど価格も手頃。仲間や家族で集うのにもってこいの「MIMARU大阪 難波STATION」の魅力に迫ります。
ボードゲーム,MIMARU

今回1泊2日でチャレンジしたゲームたち~ウミガメの島、ガイスター、バックギャモン、LoveLETTER、ブロックス、街コロなど全6種(MIMARU大阪 難波STATION)

 

館内に足を踏み入れた瞬間からワクワク感が止まらない

MIMARU大阪 難波STATIONは、南海電鉄なんば駅から徒歩4分という便利な立地にあります。今回は「ボードゲーム」がテーマということで、2人の大学生(息子&甥っ子)とともに向かいました。

館内に入ると「すごい~!!」と大興奮の2人が、吸い寄せられるように向かったのが「遊べる縁側」。壁面にボードゲームがディスプレイされたスタイリッシュな空間には、ちゃぶ台や座布団が配され、フリードリンクも完備。心ゆくまで何時間でも好きなゲームを楽しめそう。
MIMARU大阪 難波STATION,ボードゲーム,ホテル

遊べる縁側では、世界各国のボードゲームやフリードリンクが楽しめる(MIMARU大阪 難波STATION)


・130種以上のボードゲームがそろう
世界各国からセレクトされた130種以上のボードゲームは、「遊べる縁側」でプレイできるほか、客室への貸出もOKです(通常は2個、一部のコンセプトルームは4個まで)。ファミリーで楽しめるものから、ルールが複雑な玄人好みのボードゲームまでそろうので、きっとお気に入りが見つかるはず。
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借りたいゲームはバーコードで読み込んで手続き(MIMARU大阪 難波STATION) 

MIMARU大阪 難波STATION

週末には、ゲームコンシェルジュが、人数や年齢、好みを伝えるとぴったりなゲームを教えてくれる。写真はエレベーター内にあるフロントスタッフの紹介(MIMARU大阪 難波STATION)

 

ユニークな8つのホテル専用ゲームは体感型で楽しめる

ボードゲームに加えて、有名ゲームクリエイターと開発したホテル専用ゲーム「HOTEL GAMES」が楽しめるのも大きな特徴です。 8つあるゲームは、パブリックスペースや客室を舞台に楽しむ体感型のゲーム。印象的だったのものをいくつか紹介しましょう。
ホテルMIMARU

8つのホテルオリジナルゲームも楽しめる


・客室に入ったらまずチャレンジ! 「小さな金貨」
客室に入ったらウォーミングアップでチャレンジをしたいのが「小さな金貨」というゲーム。客室内に20個のコインが隠されていて、それを探すシンプルなルールです。
mimaru

各客室にはコインが20個隠されている。宝探し気分で楽しめる(MIMARU大阪 難波STATION)

小さなお子さんからチャレンジでき、見つけた時の達成感もあって夢中になります。でも……隠し場所はなかなか凝っていて難易度は高め。扉をあけたり物をひっくり返したり、筆者たちは大人3人で探しましたが、20個中16個でギブアップ。
MIMARU

まさにこんな感じで、あるものがすべて怪しく思えてくる(MIMARU大阪 難波STATION)

客室に備え付けの「答え」をみんなで確かめると……「うわ、ここは見つからない」「えー見逃していた」など反応もさまざま。探すのはもちろん、答え合わせも楽しいひと時になります。
 
・ちょっとしたスリル&くすっと笑える「一泊いたずら人狼」
人狼は、夜の間に人狼が事件を起こすという設定ですが、こちらは宿泊しながら遊べるホテルオリジナルの人狼ゲーム。各自「いたずらミッションカード」を引いて、朝までにバレないようにいたずらを実行、犯人を探るゲームです。我々は3人なので、1人3枚のいたずらミッションカードを引いて担当することに。
ボードゲーム,MIMARU

各部屋のテーブルの上には、「一泊いたずら人狼」のカードが置かれている(MIMARU大阪 難波STATION)

朝、目覚めると、ダイニングテーブルにお箸でMが描かれていたり、ゴミ箱が窓際へ移動していたり……「やったのは誰???」と思わず突っ込みを入れたくなる光景が広がります。正式ルールでは議論タイムで犯人をさがし点数を競いますが、いたずらを実行するスリルや、朝のへんてこな光景だけでも十分楽しめます。
いたずら人狼

朝目覚めると……謎の文字や、明らかに不自然なゴミ箱の位置(MIMARU大阪 難波STATION)

ちなみに今回「ティッシュでアート作品を作る」といういたずらを実行した甥っ子の作品を、ゴミだと思い、筆者が捨ててしまうというアクシデントも発生。また「シャワーの温度を水に設定」というミッションの担当になった筆者。頻繁にチェックして「常に水」状態にしていたところ、大学生2人とも水シャワーを浴びていたことが最後に発覚して思わずニヤリ! 旅の思い出づくりにもなりそうです。
 
・予約必須。力を合わせてミッション達成「秘密の部屋」
8つの「HOTEL GAMES」の中で、唯一予約が必要なゲーム「秘密の部屋」。参加は無料ですが、大人気のため、チェックインをしたらすぐに予約を入れましょう。
MIMARU大阪 難波STATION

時間になりフロント行くと、指令が渡される(MIMARU大阪 難波STATION)

2階フロアを舞台に、エージェントとなって数々のミッションをこなし、黄金の財宝部屋を探し出す本格的な体感型ゲームは、制限時間30分。右往左往しながら頭を使い、筆者たちは5分余らせ余裕でミッション達成!と記念撮影までしたのに……。まさかの「不合格」でした。
ボードゲーム,MIMARU

秘密の部屋を見つけてミッション達成!と記念撮影までしたのに! まさかの不合格。奥が深い(MIMARU大阪 難波STATION)

悔しすぎる~! 人の心理を巧みについた構成に脱帽で最後まで気が抜けないゲームです。必ずリベンジします。

いかがですか? 他の5つについてもホテルのページで紹介があるので確認をしてみてくださいね。年齢問わず楽しめて、会話も弾む仕掛けがたくさん。エンターテインメントホテルであることを実感します。
 

部屋選びも楽しい! 全客室にキッチンや家電がある広々空間

ホテル名の「MIMARU」とは、「み(MI)んなで、泊まる(MARU)」、略してMIMARU。

全客室とも大人4人で泊れる仕様になっており、中には大人6人まで宿泊OKな客室もあります。アパートメントホテルとあって、家電やキッチン(調理器具完備、調味料貸出あり)、ダイニングテーブルがあり、お風呂はセパレートで洗い場付き。
mimaru

レンジに冷蔵庫、ケトルや電磁調理器。包丁や鍋などの調理器具もそろう(MIMARU大阪 難波STATION)

客室は35平米超から。広い客室は60平米を超えるなどゆったりしており、住むように滞在できます。食事の提供はなく、外食の他、テイクアウトを持ち込んだり、宅配や自炊もOK。
mimaru

スタンダードな二段ベッドがあり大人4名が泊まれる客室。若者グループやファミリー利用も多い(MIMARU大阪 難波STATION)

和洋室や2段ベッドを配したみんなでワイワイ泊まれる客室は若者に人気。ベッドルームが2つあるプライバシーが保てる客室は家族や三世代旅行での利用が多いとか。大人数で快適な滞在ができるホテルは意外と少なく貴重な存在、好みにあわせてセレクトしましょう。
 

今夜は夜通しゲーム三昧! そんな人におすすめの客室は?

一般の客室でも十分楽しめますが、ボードゲームの世界観をとことん楽しみたいなら4つあるコンセプトルームがおすすめです。「夜通しボードゲームの部屋」は、5人まで滞在ができ、6つのボードゲーム(ガイスター、ウミガメの島、クアルト、ブロックス、カタン、街コロ)が、あらかじめ客室に用意されているのが特徴。「遊べる縁側」から4つのゲーム(通常は2つ)を貸与できるので、寝る間を惜しんで(!?)ゲームをしたい人には絶好の客室です。
街コロ

客室に備え付けの「街コロ」は、始めると止まらない(MIMARU大阪 難波STATION)


・スカイテラス付き! 限定一室の「スカイテラスとボードゲームの部屋」
今回我々が滞在したのは、限定一室の「スカイテラスとボードゲームの部屋」。客室にゲームが置いてあり、借りられるゲーム数が多いのは「夜通しボードゲームの部屋」と同様ですが、こちらは広いスカイテラス付きで開放感抜群!
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チェックインしたとたん、棚のボードゲームを始める大学生(MIMARU大阪 難波STATION)

テラスからは都会の夜景や星空を望み、朝は日の出も拝めるロケーション。お酒を飲みながらのんびりと外で過ごしたり、アウトドアでボードゲームをするのも特別感があります。

・バーベキューセットも貸出OK
mimaru

広々としたテラスは開放感がある。1室だけなので空いていればぜひ滞在したい(MIMARU大阪 難波STATION)

バーベキューセットも事前予約で貸出OKなので、バーベキューとボードゲームを楽しむパーティーなどをするのもよさそうです(ただし屋根はありませんので雨天時は注意が必要です)。
 
人狼やマーダーミステリーの世界観に浸るなら、最大6人まで宿泊できる、59平米の「人狼・マーダーミステリーの部屋」を選択するのもいいでしょう。小道具も凝っていて、見学した大学生2人は「人狼の天国部屋がある!」「密談部屋……なるほど」「友人と来るならこの部屋がいい」と興味深々で盛り上がっていました。
MIMARU

人狼・マーダーミステリーの部屋(MIMARU大阪 難波STATION)

 

家族や三世代で。幼児さんに超おすすめ「子ども向けボードゲームの部屋」

キッチンがあったり、お風呂に洗い場があったりと、MIMARUの客室は子連れにも使い勝手がいいのは前述のとおり。さらに家族で楽しめるボードゲームや知育玩具、滑り台までセットになった家族連れにとって夢のような客室が「子ども向けボードゲームの部屋」です。
MIMARU

ベッドには滑り台、壁掛けのゲームは海外から輸入。子ども向けボードゲームの部屋(MIMARU大阪 難波STATION)

キュートな客室に、思わず「かわいい~!」と叫んでしまいました。壁面のパーツを組みあわせてボールを転がすゲームは、海外から取り寄せたそう。
mimaru

棚のボードゲームも小さなお子様から遊べるものを用意(MIMARU大阪 難波STATION)

手を動かし、トライ&エラーを繰り返すボードゲームや知育玩具は、お子さんの五感を刺激します。またルールの理解やコミュニケーションが必要なボードゲームは、旅育にもいいこと間違いなし。リピーターが多いというのも納得のお子さんにおすすめの客室です。 MIMARU

思い思いに過ごせる「遊べる縁側」(MIMARU大阪 難波STATION)

いかがでしたか? チェックアウトは11時とゆっくりですが、つい夢中になり1泊では時間が足りないくらい。大興奮の滞在になること間違いなしです。価格も大勢で泊ればリーズナブル。
友達や家族で泊まって、絆を深めてみてはいかが?
  

ホテルDATA:MIMARU大阪 難波STATION

URL:MIMARU大阪 難波STATION 
住所:大阪府大阪市浪速区日本橋3丁目6-24
アクセス:南海電鉄「なんば」駅 徒歩4分
価格:1泊1室あたり1万7500円~(4人利用時、価格変動制、2022年9月時点)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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