申し分ない仕上がりの「AirPods Pro」
個人的に実際に試してみて、今すぐにでも買い換えたいと思っているのが、新しくなった「AirPods Pro」だ。タッチアンドトライ会場で装着してみたが、とにかくノイズキャンセルの効き具合が凄すぎる。周りには数百人のメディア関係者がさまざまな製品を試したり、YouTube撮影をしていて騒々しいのだが、一瞬で静観に包まれた感じがした。音楽再生もとてもクリアで、空間オーディオも申し分ない。外部音の取り込みも自然で、何時間でも装着し続けられるような気がした。
AirPods Proは細かいところも改良されており、例えば、AirPods Proを耳に挿入している際、本体を触ると音楽再生などをコントロールできたり、ケースはApple Watchの非接触充電器でチャージできるようになった。ケースにスピーカーが内蔵され、iPhoneの「探す」アプリで探すと、音を出して置き場所を知らせてくれるようにもなっている。穴が空き、ストラップも付けられるようになった。
コロナ禍となり、ビデオ会議でAirPods Proを使う機会も増えた。最近は外出する機会も増え、騒々しい電車のなかではAirPods Proが欠かせない。
AirPods Proの価格は3万9800円とこれまた高めの設定なのだが、毎日、アクティブに使うと割り切って購入をおすすめしたいところだ。
今回、発表された製品はいずれも完成度が高いのは間違いないが、それに伴って、円安の影響が大きく本体価格も高くなってしまっているのが、最大の悩みどころといえそうだ。