両親にiPhoneをすすめた理由
筆者の両親は2人ともAndroidユーザーでした。なので次のスマホも「Androidで何かおすすめを」という意図で話しかけてきたのだと思います。
しかし筆者は「いや、いい機会だからiPhoneにしてみないか?」と提案したのです。
なぜか。その理由はシンプルで単純です。
「使いやすさ(単純さ)」と「サポートのしやすさ」。
この2点に尽きます。
両親の年齢は60~65歳。特段ITに強いわけでもなければ、こだわりがあるわけでもありません。であればAndroidよりも、iPhoneのほうが断然メリットが多いと思ったのです。
もしお近くに「iPhoneにしようか、それともAndroidにしようか……」と悩まれている年配の方がいたら、iPhoneを提案してみてはいかがでしょうか。
iPhoneとAndroidの大きな違い
スマートフォンという大きな枠で考えれば、iPhoneでもAndroidでも、できることにそう大きな違いはありません。「必要な機能は、ストアからインストールして使う」という、根本的な仕組みは同じです。しかしiPhoneとAndroidとでは異なる点がいくつかあります。中でも、使い勝手の面で大きく異なる特長が「機種のバリエーション」と「カスタマイズの自由度」です。
・機種のバリエーションの違い
1つ目の違いは、機種のバリエーションの違い。
iPhoneは、外身の機械(iPhone本体)と中身のソフト(iOS)が、同じApple社のものであり、これが最大の特長でもあります。
iPhoneは間違いなくAppleでのみ開発・販売されていますので、機種選びは自ずと「どのナンバリングのiPhoneにするか」のみを考えればOK。機能の比較検討もシンプルです。
一方のAndroidは、外身の機械と中身のソフトが、必ずしも一致するわけではありません。外身の機械はさまざまなメーカーが開発しており、その機能も特長も機種によって異なります。
シャープ、ソニー、富士通など日本の有名メーカーだけでなく、Samsung、Google、HUAWEIなどの海外メーカーも数多くリリースしており、比較検討が複雑になりがちです。
・カスタマイズの自由度
2つ目の違いは、カスタマイズの自由度です。
iPhoneは良くも悪くも、カスタマイズ性は高くありません。決められた基本設計から大きくはみ出るようなデザインはできず、ホーム画面はアプリとウィジェットを決められたスペースに並べるだけです。
一方のAndroidは、自由にカスタマイズできるのが特長です。自分の使いやすいようにホーム画面のデザインや構成をカスタムでき、他の人とは違った個性を表現できます。
他にもAndroidとiPhoneで異なる点はいくつもありますが、この2つの違いは必ず理解しておく必要があります。
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