10月にオススメの優待銘柄
株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、値上がり益が期待できるでしょう。今回は、今のうちに買っておきたい10月優待銘柄をご紹介します。今のうちに買いたい10月の優待銘柄その1:東和フードサービス<3329>
【業務内容】「椿屋珈琲」「ダッキーダック」など外食店舗の展開【単元株数】100株
【最低購入金額】14万6500円(2022年8月29日時点)
【権利確定月】10月末日、4月末日
【優待内容】同社店舗で利用できる優待食事券(1枚500円相当)
- 100株以上:5枚(10月末時点の株主に2枚、4月末時点の株主に3枚)
- 200株以上:7枚(10月末時点の株主に3枚、4月末時点の株主に4枚)
- 400株以上:14枚(10月末、4月末時点の株主に7枚ずつ)
- 800株以上:28枚(10月末、4月末時点の株主に14枚ずつ)
- 2400株以上:48枚(10月末、4月末時点の株主に24枚ずつ)
- 4000株以上:72枚(10月末、4月末時点の株主に36枚ずつ)
東和フードサービス<3329>の株主優待は、保有株数に応じて同社店舗で利用できる優待食事券です。同社は、首都圏を中心に、「椿屋珈琲」「ダッキーダック」といった外食店舗の展開をしています。首都圏にお住まいの方は、優待食事券を活用してみてはいかがでしょうか。
近くに同社店舗が見当たらない場合は、優待食事券を製品詰め合わせと交換し、利用することも可能です。融通の利いた優待内容であることから、優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすいと期待できます。
では、同社株を、今のうちに購入した場合どのようなパフォーマンスになるか、検証してみましょう。今回は、同社株を8月末に購入し、10月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
【検証結果】
- 勝率:72.22%
- 勝ち数:13回
- 負け数:5回
- 引き分け数:0回
- 平均損益(円):8,446円 平均損益(率):4.22%
- 平均利益(円):13,994円 平均利益(率):7.00%
- 平均損失(円):-5,978円 平均損失(率):-2.99%
- 合計損益(円):152,031円 合計損益(率):76.02%
- 合計利益(円):181,922円 合計利益(率):90.96%
- 合計損失(円):-29,891円 合計損失(率):-14.95%
- PF(プロフィット・ファクター):6.086
- 平均保持日数:51.06日
検証結果を見てみると、勝率は72.22%、平均損益は4.22%です。勝率が高く、平均損益もプラスとなっていることから、株価の値上がりが期待できる銘柄といえるでしょう。
今のうちに買いたい10月の優待銘柄その2:サトウ食品<2923>
【業務内容】「サトウのごはん」「サトウの切り餅」「サトウの鏡餅」などの製造・販売【単元株数】100株
【最低購入金額】51万5000円(2022年8月29日時点)
【権利確定月】10月末日
【優待内容】自社製品の詰め合わせ
- 100株以上500株未満……1000円相当の製品詰め合わせ
- 500株以上1000株未満……2000円相当の製品詰め合わせ
- 1000株以上3000株未満……3000円相当の製品詰め合わせ
- 3000株以上5000株未満……5000円相当の製品詰め合わせ
- 5000株以上……7000円相当の製品詰め合わせ
サトウ食品<2923>の株主優待は、製品の詰め合わせです。同社は餅やお米などを販売しています。お米も餅も保存性が高く、若い方から高齢者の方まで幅広い層に人気がある優待内容です。
利便性が高く優待内容が魅力的であることから、権利確定日直前は個人投資家の人気銘柄として買いが入りやすい傾向にあるといえるでしょう。一方、直前に慌てて同社株を購入し、高値づかみをしてしまうことのないように注意が必要です。
では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を8月末に購入し、10月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
【検証結果】
- 勝率:82.35%
- 勝ち数:14回
- 負け数:3回
- 引き分け数:1回
- 平均損益(円):14,561円 平均損益(率):7.28%
- 平均利益(円):20,594円 平均利益(率):10.30%
- 平均損失(円):-8,736円 平均損失(率):-4.37%
- 合計損益(円):262,100円 合計損益(率):131.05%
- 合計利益(円):288,309円 合計利益(率):144.16%
- 合計損失(円):-26,209円 合計損失(率):-13.11%
- PF(プロフィット・ファクター):11.000
- 平均保持日数:50.50日
検証結果を見てみると、勝率は82.85%、平均損益は7.28%です。勝率が高く平均損益もプラスとなっていることから、株価の値上がりが期待できる銘柄といえるでしょう。
注目度の高い人気の優待銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向があります。権利確定日直前に慌てて購入し、高値づかみで不用意な損失を被ることのないように気を付けましょう。10月は、1年の中でも比較的、優待権利が確定する銘柄が少ない月です。
数が少ない分、優待狙いの買いが集まりやすく、今回ご紹介したような人気優待銘柄ほど、株価が上昇しやすい傾向があります。早いうちに、好優待銘柄に先回りすることで、お得に優待銘柄を獲得することができるでしょう。
今回の検証は、あくまでも過去の株価データを用いた検証であり、未来の結果を表してはいません。しかし、株の売買を行う際に、今回のように簡単な検証をすることで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか、事前に把握することができます。
検証を行ってから投資すれば、きっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。
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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします)