中でも「a」シリーズはコスパが高く、入手しやすい機種です。今回は2022年7月に発売された「Google Pixel 6a」をレビューしていきます。
Google Pixelシリーズとは
Googleはスマートフォン用OS「Android」をリリースしていますが、スマートフォン本体もPixelシリーズとして設計しています。PixelシリーズはAndroidスマートフォンにおける標準端末のような扱いになっており、AndoridのOSアップデートがいち早く適応されます。 2022年8月にリリースされた「Android 13」に関しては、同月にPixel 4/4 XL以降のPixelシリーズに配信されました。各社のスマートフォンには2022年後半から徐々に配信される予定なので、最新OSをいち早く試したいユーザーにとってもPixelシリーズは魅力的な端末となっています。「Google Pixel 6a」は「Google Pixel 6 Pro」と同じCPUを搭載
「Google Pixel 6a」の主な仕様は、6.1インチディスプレイ、メモリ6GB、ストレージ128GB、背面デュアルカメラ、バッテリー4410mAh、指紋認証、5G通信対応となっています。 2021年に発売のハイエンドモデル「Google Pixel 6 Pro」と同じCPUである「Google Tensor」を搭載しながら、価格が約半額とリーズナブルな価格設定になっています。 Google Tensorは他のハイエンドスマートフォンに搭載されている「Snapdragon 888」並みの高速処理を実現しており、端末の動作速度が非常に快適です。AI処理に特化し、音声認識による音声入力、同時翻訳の字幕表示、高速なカメラ画像処理も可能。「Google Pixel 6a」は廉価版という位置付けながら、このCPUが搭載されていることを考えると、非常にお得なモデルと言えるでしょう。
「Google Pixel 6a」と「Google Pixel 6 Pro」の違いは?
「Google Pixel 6a」と「Google Pixel 6 Pro」の大きな違いはカメラ性能です。Google Pixel 6aはデュアルカメラで広角12.2メガピクセルとウルトラワイド12メガピクセル、Google Pixel 6 Proはトリプルカメラで広角50メガピクセルとウルトラワイド12メガピクセルと望遠カメラ(48メガピクセル)となっています。Google Pixel 6 Proは画素数が大きく、望遠カメラが付いているため、より綺麗な写真の撮影が可能ではありますが、Google Pixel 6aは日常使いでは十分なカメラ性能になっています。
ディスプレイの仕様も違います。Google Pixel 6aが6.1インチ(リフレッシュレート60Hz)、Google Pixel 6 Proは6.7インチ(リフレッシュレート120Hz)。ディスプレイサイズが違いますが、Google Pixel 6aは小型で見やすくなっています。
メモリとストレージに関しては、Google Pixel 6aがメモリ6GB、ストレージ128GBに対して、Google Pixel 6 Proがメモリ12GB、ストレージ128GBと256GB。複数のアプリを動作させたり、負荷の高いアプリを動作させたりする場合、Google Pixel 6 Proのメモリに余裕がありますが、日常ユースではそれほど差を感じません。
Google Pixel 6aは、ハイエンドモデルGoogle Pixel 6 Proと同じCPUを搭載しながら、リーズナブルな価格になっています。コスパの良いGoogle Pixelシリーズ端末を利用したいユーザーにおすすめです。
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