「2回線」使うときの注意点
2回線を組み合わせる際、気をつけたいのが「それぞれ別のキャリアで組み合わせる」点だ。例えば、ソフトバンク(Softbank)とワイモバイル(Y!mobile)を組み合わせると、そもそもワイモバイルはソフトバンクのネットワークを利用してサービスを提供しているため、ソフトバンクが通信障害を起こしてしまったら、ワイモバイルも共倒れになってしまうのだ。キャリアから回線を借りてサービスを提供しているMVNO、いわゆる格安スマホを組み合わせる場合も、どのキャリアの回線を使っているかを確認してから、サブ回線として契約しなければならない。
理想的な組み合わせは
では、どんな組み合わせが理想的なのか。・KDDI以外が主回線の人は「povo」
povo2.0(出典:公式サイト)
povoは基本料金が無料であり、必要な時だけ、トッピングとして、データ容量を買えばいい。1GBで390円(7日間有効)とリーズナブルな料金設定なのがいい。180日間、何もトッピングを購入しないと契約が切られる可能性があるので、時々、トッピングを買っておく手間があるが、維持費が安く済むというのが魅力だ。電話番号も付与されるので、いざという時に音声通話も利用できる。eSIMにも対応する。
・KDDIが主回線の人は日本通信の「合理的シンプル290プラン」
「合理的シンプル290プラン」(出典:公式サイト)
サブ回線はあくまで予備の位置付けなので、できるだけ維持コストは抑えたい。povoであれば、基本料金はゼロ円だし、日本通信であれば290円とかなり安い。いずれも音声通話は使えるのが魅力的だ。
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