株式戦略マル秘レポート

【2022年】7月に上がりやすい銘柄とは?

7月はこれといった大きなニュースが出にくい時期にあたり、株式市場は下落する傾向にあります。本記事では、株価が下がりやすい7月の株式市場の中でも、好調な銘柄を過去のデータをもとに調べてみました。

西村 剛

執筆者:西村 剛

株式ガイド

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7月の株式市場は上がりやすい? 下がりやすい?

まずは7月の株式市場は上がりやすいのか、下がりやすいのかを調べるため、以下のような条件で検証を行いました。

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検証対象:全銘柄
検証期間:2000年1月1日~2022年5月31日
1銘柄当たりの投資金額:20万円
買い条件:6月末の営業日に寄り付きで買い
売り条件:25日経過後の翌営業日に寄り付きで売り
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6月末に全銘柄を購入し、25日経過後に売却した場合について検証を行います。仮に損益がプラスならば7月は株価が上がりやすい月となり、反対に損益がマイナスであるならば7月は株価が下がりやすい月であるといえるのではないでしょうか。ではさっそく検証結果を見てみましょう。

以上のルールで過去のデータを用いて検証した結果は、以下の通りです。
 

7月の株式市場の傾向:検証結果

システムトレードの達人

システムトレードの達人

  • 勝率:44.71%
  • 勝ち数:34,367回
  • 負け数:42,499回
  • 引き分け数:1,795回
 
  • 平均損益(円):-1,225円  平均損益(率):-0.61%
  • 平均利益(円):13,750円  平均利益(率):6.88%
  • 平均損失(円):-13,386円  平均損失(率):-6.69%
 
  • 合計損益(円):-96,348,453円  合計損益(率):-48,176.20%
  • 合計利益(円):472,543,487円  合計利益(率):236,280.00%
  • 合計損失(円):-568,891,940円  合計損失(率):-284,456.20%
 
  • PF(プロフィット・ファクター):0.831
  • 平均保持日数:27.55日
 
検証結果を見てみると7月の勝率が44.71%と低く、平均損益は-0.61%となっています。この結果から7月の株式市場は、株式を購入するのに適していない月であると考えられます。

その要因として考えられるのは、6月に多くの企業の決算が出そろい、株主総会も終わるため、7月はこれといった大きなニュースが出にくい時期にあたります。そのため、株式市場は下落する傾向にあるのではないでしょうか。
 

7月の好調銘柄ランキング

次に、株価が下がりやすい7月の株式市場の中でも、どのような銘柄が好調なのか確認してみましょう。
システムトレードの達人

システムトレードの達人

表は、先ほどの検証結果において、勝率が85%以上の銘柄のランキングです。ランキング上位の銘柄を見ると、次の4銘柄が挙げられます。

<2907>あじかん
<1680>上場インデックスファンド海外先進国株式
<1545>NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信
<1557>SPDR S&P500 ETF

これらの銘柄は、7月相場でも堅調に推移していることが確認できました。ランキング表を見ると、全体的に「ETF」や「食料品」が堅調のようです。株価が下がりやすい要因が数多くある7月相場では、上記のような銘柄に注目してみてはいかがでしょうか。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社および関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします)
 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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