コーティングされた場所には不向き？「メラミンスポンジ」は万能なようで使い方に注意したい

万能なようで注意したい「メラミンスポンジ」の使い方

水だけで汚れが落ちるメラミンスポンジ。他のアイテムでは落ちない汚れを落としてくれることもあり、お掃除グッズとして人気です。そんな万能選手のように思えますが、実は注意が必要。

使い方を間違えると傷をつけてしまうこともあるのです。今回はメラミンスポンジの注意点をご紹介します。
 

知っているようで知らない!? そもそもメラミンスポンジとは……

メラミンスポンジとは、メラミン樹脂を発泡させてできた非常に細かい繊維でできているスポンジのこと。本当に細かいためメラミンスポンジの見た目はザラザラしているようには見えませんが、その繊維の固まりで擦ることで汚れを削り落とすというメカニズムになります。  

メラミンスポンジを“使わないほうがよい場所”

メラミンスポンジはこのように非常に細かい繊維で汚れを削り落とすため、汚れ防止のコーティングがされている洗面台や、曇防止のコーティングがされている鏡、また傷が付きやすいステンレスなども避けたほうがよいでしょう。

キッチンシンクなどにメラミンスポンジを使うと、汚れが落ちるのを実感しますが、実は目にみえない細かな傷がついてしまっていることがあります。そのため、そのときは汚れが落ちて綺麗に見えても、それ以降、逆に汚れが細かい傷の中に入りやすくなってしまうのです。

鍋の焦げ落としなどに使うときにも注意が必要です。他のものでどれだけやっても落ちなかった鍋底の焦げが、メラミンスポンジでは落ちるということがあります。ただしそのときも、鍋に見えない小さな傷をつけてしまっていることがあるのです。
 

メラミンスポンジが向いている汚れ

ではどのような場所にメラミンスポンジを使うのがよいのでしょうか。それは、擦る、汚れを削り取るというメカニズムから、湯呑や急須についた茶渋、洗面器にこびりついた垢や石鹸カスなどの汚れ落としとして使うことです。
 

こまめに掃除したい水回りには何を使うといい？

蛇口やシンク、洗面台などは汚れがつきやすいため、こまめに掃除をしたいところです。しかしここまでご説明したようにメラミンスポンジでは傷をつけてしまう可能性もあります。

掃除用に布巾を用意しておくか、「洗って数回使える」と表示されている柔らかいキッチンペーパーなどを濡らして使うのもおすすめです。