そうはいってもそのまま何もしないのは、衛生的にも好ましい状態ではありません。今回は花粉シーズンの布団のメンテナンス方法や外干しグッズなどをご紹介します。
布団の外干しは何のためにやっているのか?
そもそも布団の外干しはなんのためにやっているのでしょうか。それは、人の汗を吸った布団を乾燥させること。そして、布団の中に潜んでいるかもしれないダニなどを死滅させること。さらに、天日干しすることによって殺菌作用も期待できます。
これらの目的を理解すれば、それぞれの代替案を考えていけばよいのです。
1. 布団乾燥機、除湿機、なければ扇風機で乾燥を
布団乾燥機というと冬に布団を温めるために使うイメージの人も多いかもしれませんが、布団が干せないこの季節こそ使う価値があります。布団乾燥機がなければ、布団の近くで除湿機をかけるのも効果的です。
布団乾燥機も除湿機もない場合は、室内の日当たりのいい部屋で、できれば室内干し用のバーに布団をかけて乾燥させましょう。物干しバーがない場合は、日当たりのいい部屋で全面に日光が当たるように広げておき、さらに布団に向けて扇風機の強風を当てることにより中の湿気を飛ばすこともできます。
2. オールシーズンやるべき、布団の掃除機がけでダニ対策
次に考えたいのはダニ対策。たとえ天日干しをしてダニを死滅させても、布団の中に死骸は残っているものです。そのため、布団に掃除機をかける作業は天日干しができる季節でもやっておきましょう。布団専用の掃除機か、布団用ノズルを先につけて掃除機をかけるようにすると中の死骸を吸い出すことができます。
3. 消臭・除菌スプレーで除菌
最近の衣類用消臭スプレーは、除菌効果のあるものが多くあります。お手入れが何もできないときは、起きてから布団全体にスプレーをしておくだけでも効果的。布団全体にまんべんなくスプレーし、早く乾燥するよう広げておきましょう。
4. 持っておくと便利! 「布団干し袋」に入れて外干し
黒い布団干し袋があれば、花粉の季節などでも外に干すことができます。黒は熱を吸収しやすいため、そのまま布団を干すよりも乾燥させることができて熱に弱いダニにも効果的です。今しばらくはいろいろな物が飛散する季節。少し手間はかかってしまいますが、清潔な布団で気持ちよく眠りにつきたいですね。