国会議員の給与はいくらくらい？ ボーナスや文書通信交通滞在費、JRパスなども支給されるとか
歳費（給与）は月額129万4000円
衆議院議員、参議院議員共に国会議員の給与は「歳費」として「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」で定められています。この法律では「各議院の議長は217万円を、副議長は158万4000円を、議員は129万4000円を、それぞれ歳費月額として受ける」とあります。つまり、国会議員の歳費（給与）は月額129万4000円ということになります。期末手当（ボーナス）は年額約628万円
国会議員のボーナスは、期末手当として6月と12月の年に2回、国家公務員と共に支給されます。支給額は毎回、内閣官房内閣人事局から発表されています。国会議員の期末手当（ボーナス）は、令和3年6月は約314万円、令和3年12月も約314万円となっています。給与年収約2180万円！
歳費（給与）は月額129万4000円ですから、年額1552万8000円、期末手当（ボーナス）は約314万円が年に2回支給され、年額628万円となります。これらを合計すると、2180万8000円。国会議員の給与年収は2180万8000円ということに。文書通信交通滞在費として月100万円
さらに、国会議員には、歳費（給与）や期末手当（ボーナス）とは別に「文書通信交通滞在費」が支給されます。政治活動を支える経費として、月100万円が渡されます。ただ、使い道を明らかにする義務はなく、領収書も不要。実際に使った経費を差し引き、残った分は返却する必要もありません。これらのことから、実質的には給与に匹敵するとも考えられます。実質年収3380万円!!
この文書通信交通滞在費が月額100万円支給されるわけですから、年額1200万円となり、実質の年収は、給与年収とあわせて3380万円といった見方もできます。JRパス、航空券なども
他にも、国会議員には新幹線・特急・グリーン車など（ただし、東北・北陸・北海道の各新幹線のグランクラスのみ特急料金・グランクラス料金について適用除外）に自由に乗れる「JRパス」も支給されます。また、地方選出議員には、選挙区と東京を行き来しやすくするため、「JRパスと往復航空券（月3往復）」または「往復航空券（月4往復）」のどちらかを選択することができます。交通費の負担は、かなり優遇されているといえるでしょう。
また、月100万円も支給されている「文書通信交通滞在費」を何に使ったかが公開されないことから、問題視されています。今後、国会議員の活動費などがどのようになるか注目したいところです。
